バーベキューで炭の足し方が重要だとご存知ですか?
せっかく苦労して起こした火も、炭の足し方次第では火力が落ちてしまったり、焼きムラができてしまったり、最悪火が消えてしまったりします。
今回は、バーベキューをする際の炭の足し方とタイミングについてご紹介していきます。
バーベキューの炭の足し方はどうすればいい?
■炭は下へ継ぎ足す
炭を足す際、初心者がやってしまいがちなのは
上に上にと積み上げてしまうこと。
ですが、空気の流れが遮断されてしまうと
火は消えてしまいます。
「なんで火力が落ちたんだ…?」と不思議に思っていたら、
実は上に重ね過ぎていたことが原因だったりします。
足す時には、炭の下に継ぎ足していくようにしていきましょう。
■継ぎ足す時には白い面に接するように
最初の方に入れていた炭は焼けていく段階で
白くなっていき、熱を最大限に帯びた状態になっています。
その白い面にくっつけるようにして継ぎ足すことが大切で、
こうすることで効率的に火の熱を移せるのです。
始めに炭を足す際に、多めに炭の下へ足しておくことで
長時間継ぎ足しなしで、調理に集中することが出来ますよ。
■火力調整にはスリーゾーンファイア
火力調整で便利なのは「スリーゾーンファイア」
という方法です。
コンロ全体に炭を敷き詰めて食材を焼いていく
というのが最もスタンダードな方法ですが、
火力調整が難しく、目を離している隙に焦げてしまう
なんてことがあります。
そこで、「スリーゾーンファイア」ですが、
簡単に言えば、コンロに敷き詰める炭の量を
3つの範囲に分けて設置することで、
火力を分けていく方法です。
<手順>
①コンロの3分の1を強火ゾーンとするため、炭を2層に積みます。
②次の3分の1を中火ゾーンとするため。炭を1層だけ積みます。
③最後の弱火ゾーン(保温ゾーン)は炭を積みません。
<火力の使い分け>
・強火ゾーン
焦げ目をつけたいものや分厚い肉を焼く時に使います。
・中火ゾーン
通常の肉や野菜を焼く時に使います。
分厚い肉も、最初に強火ゾーンで焦げ目をつけた後に中火ゾーンに移して焼き上げると、肉の旨みを上手に閉じ込めることが出来ます。
・弱火ゾーン
焼き終わった後の食材を保温しておく時に使います。
下に炭が置いていなくても、網に熱が電導して
十分に熱を帯びており、保温にぴったりです。
また、時に肉の油が落ちて炎が上がってしまった際の
緊急避難場所としても活躍します。
<スリーゾーンファイアの炭の足し方>
①中火ゾーンの炭を、弱火ゾーンに置く。
②中火ゾーンの空いたスペースに新しい炭を置き、
その上に強火ゾーンの炭を少し移す。
③強火ゾーンの残っている炭を弱火ゾーンに置く。
④強火ゾーンに新しい炭を置き、その上に弱火ゾーンに
退避していた全ての炭を移す。
他に、「ツーゾーンファイア」というのもあります。
中火と弱火(保温)の2つの火力を使うことが出来ます。
コンロへ炭の置き方は、両サイドに中火ゾーン、
真ん中に炭なしの弱火ゾーンを作ります。
バーベキューの炭を足すタイミングはいつ?
足し方だけでなく、継ぎ足すタイミングにも
気を配らなければなりません。
炭を足すタイミングをちゃんと分かっていれば、
お肉を焼いている手を休めて炭を足し、
またお肉を焼いて、炭を足し…なんて
常に心配して動き回ることもなくなります。
継ぎ足し方としては、白い面に接するようにすることで
効率的に熱が伝わると前述しましたが、
この点から、今燃えている炭が全体的に3分の1から、
2分の1程度白くなってきたら継ぎ足すと
良いと考えられます。
完全に全体が真っ白になってしまう前に、
早め早めの継ぎ足しを心掛けましょう。
まとめ
・燃えている炭の下へ継ぎ足す。
上に積んでしまうと空気を遮断してしまい、火が消える原因に。
・白い面に接するようにことで熱を効率的に渡らせる。
白い面は燃えて十分に熱を帯びています。その面に接するように積むことが重要です。
・火力調整にはスリーゾーンファイアが最適。
炭を2層に積む強火ゾーン、1層に積む中火ゾーン、何も積まない弱火(保温)ゾーンに分ける。
・継ぎ足すタイミング
コンロを見渡して全体の3分の1から、2分の1が白くなったら継ぎ足しましょう。
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