バーベキューの準備をする際に、炭をどれくらい
購入するべきか悩んでしまいますよね。
たくさん買い過ぎて余るのも嫌だし、
だからと言ってバーベキュー中に足りなくなる事態も
避けたいところです。
今回は、バーベキューをするに当って必要な炭の量と、
その価格をご紹介していきます。
バーベキューで炭の必要量はどれくらい?
約30×45cm(4~5人用)の一般的な
バーベキューコンロを使用する場合では、
目安としては、大人1人につき、炭を1kg、
もしくは1時間につき1kgとして用意するようにしましょう。
例えば…
4人家族で2~3時間バーベキューをする場合:3~4kg
10人の大所帯で約5時間バーベキューをする場合:約10kg
ホームセンターなどで特売で売れている炭は
燃焼時間が短いものが多いので、
人数分ぴったり揃えて行っても足りなくなるかもしれません。
ですので、念のために人数分×1.5kg(または時間×1.5kg)
として計算しておけば余裕を持って
バーベキューを楽しむことが出来ます。
もしくは、バーベキューコンロ1台当たりで
5~6kgとして計算する方法もあります。
いずれにしても、食べる量も加味して
少し多めに持っていく方が良いでしょう。
バーベキューの炭の価格はいくらくらい?
炭には様々な種類があります。
これらのメリット・デメリットを知った上で
価格を見ていくと良いでしょう。
■黒炭
ナラ、カシ、クヌギなどを400度から700度ほどの
低温で焼いたものです。
火持ちは白炭ほど長持ちしませんが、
なにより火起こしがしやすいのが魅力的です。
パパッと火をつけたい時には黒炭をおススメします。
■白炭
ウバメガシ、アオガシ、ナラなどを1000度前後の高温で焼き、
その後に灰を掛けて急冷させたものです。
備長炭と言った方が聞き慣れているかもしれませんね。
長時間安定して燃えてくれるので長くバーベキューを
楽しみたい場合に重宝しますが、
火起こしのしにくさから初心者にはあまりおススメできません。
■マングローブ炭
マングローブ、ユーカリなどを原料として作られたものです。
ホームセンターで安価で売られているものは、
この炭であることが多いです。
手頃な値段で大量に入手でき、火起こしもしやすいですが、
爆ぜやすいことと煙や匂いが多いので
安かろう悪かろうといった感じでしょうか。
■オガ炭(成型炭)
オガライト(オガクズを燃料として再利用できる形にしたもの)を
原料として、1200度で焼いた後、一気に空気を入れる
(もしくは窯の外に出して)ことで急冷させたものです。
長時間安定して火持ちしますが、火起こしがしにくいのが難点です。
以下に、種類と価格をまとめていきます。
炭の種類 | 黒炭 | 白炭(備長炭) | マングローブ炭 | オガ炭(成型炭) | ||||
特徴 | 着火しやすい | 〇 | 着火しにくい | × | 着火しやすい | 〇 | 着火しにくい | × |
煙、匂いが少ない | 〇 | 煙、匂いが少ない | 〇 | 煙、匂いが多い | × | 煙、匂いが少ない | 〇 | |
火持ちは普通 | △ | 長時間火持ちする | 〇 | 火持ちは悪い | × | 長時間火持ちする | 〇 | |
初心者におすすめ | ★ | ★ | ||||||
価格 | 1kgで
400円前後 |
1kgで
1,000円前後 |
1kgで
100円前後 |
1kgで
150円前後 |
この表から、1kgあたりの値段は高い順に
白炭(備長炭)>黒炭>オガ炭(成型炭)>マングローブ炭
となります。
また、初心者におすすめなのは「黒炭」か「オガ炭」で、
値段や火持ちのしやすさではオガ炭が有利ですが、
初心者が苦労する火つけの点においては黒炭に軍配が上がります。
まとめ
■バーベキューで必要な炭の量は
バーベキューコンロの大きさや、使う炭の燃焼時間で
多少変わってきますが、
人数分×1.5kg(または時間×1.5kg)
もしくは、バーベキューコンロ1台当たりで5~6kg
を目安に購入量を考えてみてください。
■炭の価格は?(1kgあたりの価格)
白炭(備長炭) 1,000円前後
黒炭 400円前後
オガ炭(成型炭)150円前後
マングローブ炭 100円前後
値段や初心者でも扱いやすい面を踏まえると、
黒炭かオガ炭をおススメします。