お正月の最後の日、1月7日は、七草粥を食べる日
ということで日本人にはよく知られていますよね。
今回は、初めてでも簡単にできる
七草粥の作り方をご紹介します。
七草の行事に関する知識も掲載していますので、
目を通してみてくださいね。
七草粥の作り方のヒント①だしの素を使うと簡単に美味しくなる
「七草粥の味付けって醤油?味噌?」
どのくらい味をつけていいのか、迷いますよね。
そんな時は、だしの素を使うと
簡単においしく作ることができます。
お茶碗2杯のごはんに対して
水を6カップ入れて火にかけます。
七草は1cm幅くらいに切っておきましょう。
ひと煮たちするのを待つ間に
七草にだしの素を加え混ぜておきます。
ご飯が煮立ったら弱火にして、
七草を加えてまたひと煮立ち。
これで完成です。
七草は春の七草をすべて買ってきてそろえなければ
いけないというわけではありません。
最近は、「七草セット」と言って
春の七草がすべてセットになって売っていることも
珍しくありません。
七草を食べる時期になるとお近くのスーパー等に
売り出されていると思いますので、
チェックしてみてくださいね。
私もよく七草粥セットを買って作ります。
セットなので便利ですよ^^
だしの素は、それひとつでだしの効いた
おいしい料理が作れる優れものです。
お味噌汁等では定番ですが、おかゆや煮物にも
広く使うことができるので常備しておくことをおすすめします。
七草粥の作り方のヒント②炊飯器を使えば簡単に作れる
七草粥を作りたいと思った時に、
一番簡単な作り方が炊飯器を利用したものです。
ご自宅の炊飯器に「おかゆモード」がある場合は、
水の量の調節も簡単なのでぜひおすすめです。
春の七草をそれぞれ1cm幅に切ります。
すずなとすずしろは少し小さめにするといいでしょう。
お米を炊飯器に入れ、自分のお好みの硬さになるように
水を入れます。
その後、七草を入れ、だしと塩も加え、軽く混ぜます。
あとは、炊飯ボタンを押すだけです。
もし出来上がりの味が薄いと感じたら、
塩を足して調節してください。
炊飯器は大変便利で、簡単に料理ができますよね。
七草は葉なので、あとから加えたほうが
色がきれいなのは確かですが、炊飯器を使うことで
時間短縮にもなります。
七草粥を作りたいと思った時には、ぜひ活用してみてください。
野菜の臭さが気になってしまい七草粥が苦手という方は、
一度下茹でしてから炊飯器でお米と一緒に炊いてみてくださいね。
色もきれいになり、青臭さも薄くなるのでおすすめですよ。
そもそも七草とは?
七草で有名なのが春の七草ですよね。
「せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、
すずな、すずしろ、春の七草」
と母に歌いながら教わったことを思い出します。
1月7日に春の七草を入れたお粥を食べることで、
一年健康に過ごせるように祈るものです。
1月7日は人日(じんじつ)の節句という
五節句のひとつで、「人を大切にする日」だそうです。
七草粥を食べて一年の健康を祈りましょう。
ちなみに五節句とは、
1月7日、3月3日、5月5日、7月7日、9月9日のことで、
ほとんどの日付がひなまつりや七夕などで
知られている日ではないでしょうか。
みなさんは、夏、秋の七草があることをご存知でしたか?
冬の七草として言われているものもありますが、
キャベツなども入っていることから
最近作られたものではないかと思われます。
また、秋の七草にはお花の名前が並んでいます。
食べるのではなく、
目で見て楽しむようにと考えられたそうです。
春の七草は、お正月の食事で負担がかかっている
胃や腸を休めるということで親しまれています。
季節のものを食べることは、
健康にいいと言われているので、
食べるようにするといいでしょう。
春の七草を食べて一年健康に過ごそう
日本の行事に食べる料理ってなんだか作るのが難しそうとか、
面倒そうと思われることが多くあります。
しかし、数ある行事食のなかでも
七草は一番作りやすいのではないかと思います。
さらに、だしの素を使うことで簡単においしく作れますし、
炊飯器で作るとボタン一つでお粥を作ることもできます。
これを機会に日本の行事食にチャレンジしてみては
いかがでしょうか。
季節のものを気軽に取り入れて健康になりましょう。