朝から晩まで子供にべったり、たった一人で育児。
早起きして旦那のお弁当と朝食を作り、
泣く子をおんぶして後片付けに掃除に洗濯。
なかなか昼寝をしてくれず、
自分も寝ることもできず、
家事が一向にはかどらない。
お風呂もたった一人で入れて、
寒くても自分の体をふくのは後回し。
ゆっくり湯船につかるなんて夢のまた夢。
夜中も授乳で何度も起こされ、
主婦には土日もやってこない、
もう限界!どうすればいい?
そんなあなたに解決策を!
家事を完ぺきにこなそうとしない
まずは家事を完ぺきにしようとすることをやめましょう。
なんでもしてしまうと、あなたが疲れていること、
困っていることに気づきません。
男の人はたいてい「言われなければ分からない」生き物です。
「言わなくても分かってよ!」という気持ちは分かりますが、
悲しいことに、「言わないと分かってくれません」
私も何度も思いました。
「なんで分かってくれないの?」
「毎日見てたら分かるじゃん!」
「赤ちゃんおんぶしたままご飯作ってて大変だねとか
思わないわけ?」
「重いのに、ご飯作ってる間だけでも相手してくれたらいいのに」
「そっちはご飯食べたら終わりだけど、
こっちは食べた後に片付けもあるんだよ」
とか・・・
不満はいくらでもありました。
でも、どれも口にしなかったら見事に分かってもらえません。
ストレスマックスになってブチ切れる前に、
上手に家事の手抜きをしましょう。
・早起きして旦那さんのお弁当
たまには「今日は無理」と夜中の育児の大変さを訴えましょう。
・朝ごはんの手抜き
簡単なものを自分で作ってもらうのもアリです。
焼くだけのお魚も簡単ですし、
チンしてできる冷食だってアリです。
朝はあまり食べない派なら
コーヒーいれるのもパンを焼くのも旦那さん一人でできるはず。
・洗濯物を干すときに役立つテレビ
テレビの見せすぎはよくないとかいう人もいますが、
テレビにくぎ付けになってくれるなら、
洗濯ものを干す時間、ご飯を作る時間につけておくのもアリ。
1日中見せるわけじゃないから大丈夫!
・小さい赤ちゃんならおんぶ
まだテレビにくぎ付けになってくれない赤ちゃんなら
いっそおんぶしたほうが家事ははかどります。
最初は重く感じますがだんだん慣れてきます。
慣れればおんぶ紐でおんぶするのもさっとできるようになります。
・お昼ご飯はパンでもアリ
うちの子は午前中に公園に連れて行くと、
お昼近くになっても全然帰ってくれず、
どうにか帰宅するとご飯を作る時間が待てなくて
号泣するので、その頃は毎日パンでした。
帰ったらすぐに食べられるし、
あんぱんだったらあんこでたんぱく質がとれるから、
まっいっか。ミルクで栄養もとれるから、まっいっか。
・掃除は毎日じゃなくてもOK
ご飯がこぼれたとか、お茶がこぼれたとか、
赤ちゃんのおしっこがもれちゃったとか、
特別汚れたことがなかったら毎日掃除しなくても大丈夫。
ホコリくらいじゃあ、人間死んだりしません。
私は一人目の時に旦那が喘息で私がアトピーだったので
絶対アレルギーが出る子になると思って、
掃除機+フローリングのモップで毎日掃除してましたが、
結局、喘息・アレルギー性結膜炎・アトピーの子になってしまいました。
2人目、3人目と掃除も毎日できなくなってくるほどに
子供の体は丈夫な子になって3人目は9歳の今、
乾燥肌がある程度。
毎日きれいに掃除しなくても大丈夫。
・晩御飯の手抜き
たまにはお惣菜だってアリ。
作れるときに多めに作っておいて、翌日も同じものにするとか。
作り置きもたくさんしようと思えば大変ですが、
作れるときに1品だけでも2回分くらい作っていれば、
作れない時にすぐに食べられます。
旦那さんに自分がしんどいことを伝える
たいていの旦那さんは言われないと分かりません。
あなたが、例えば8時間寝たとして、
夜中の2時間おきに起こされてを繰り返し、
トータル8時間では全然寝た気がしない、疲れがとれない、
というのは旦那さんが体験しなければ分かってもらえません。
私も何度も旦那に言いましたが、
「いっぱい寝てるじゃん」と言われる始末。
2時間おきに起きていたら疲れなんてホントとれません。
でも、言葉では旦那に伝わらなかったんですよね。
一度だけ、夜中のミルクも全部旦那にしてもらった時に、
「2時間おきに起きたら寝た気がしないね」
と言われました。
このように、想像力だけでは理解できないしんどさなんですよね。
ですが、なかなか育児のしんどさを体験してもらうことは
難しいので、まずはあなたが大変で、もういっぱいいっぱいで、
気持ち的にも参っていることを伝えましょう。
きっと言われてみて初めて旦那さんはあなたが
「そんなに大変だったんだ」と気づくはずです。
ここで、家事・育児に協力する気のある旦那さんなら、
何かしら手伝おうとしてくれます。
上手に旦那さんに手伝ってもらう方法
協力するつもりのある旦那さんに手伝ってもらうなら
大事なのは、面倒でも
「一つひとつ、丁寧に教えること」
毎日一緒にいるんだから、分かるだろう!
というのは無理な話で、案外男の人は何も見てません。
冷蔵庫のドアポケットのお茶のとなりに置いてあるもの、
旦那さんが知らなかったりしませんか?
男の人の視界は狭いんです。
意識しないと見えているようで見えない。
あなたが何をしているかも、見ているようで見てないんです。
オムツを替えるにしても、新しいオムツとおしりふきを用意して、
どのように拭いて、おむつのテープはどのようにとめるのか、
面倒でも手取り足取り教えてあげてください。
言われなくても察して分かることはできませんが、
褒めると喜ぶ、伸びるタイプの単純なのが男の人だと思ってください。
手伝ってくれたら、心の中で
「それくらい言われなくてもしてよね!」と毒づいても
声に出して
「ありがとう。めっちゃ助かるわ~」と言いましょう。
手伝ってもらいやすい家事や育児は
・朝のゴミ出し
・洗濯物を干すだけ
・洗濯ものを入れるだけ
・食洗で洗ってもらう
・簡単なご飯作り(カレー、パスタ、チャーハンなど)
・おしっこの時のおむつ替え
・赤ちゃんのお風呂
・赤ちゃんにミルクを飲ませる(ミルクは作ってあげた状態で)
飲ませるのに慣れたら作り方も教える
うちの旦那は3人目が9歳になった今でも、
「洗濯物をたたむ」これだけはしてくれません。
たとえ私が病気で寝込んでいても。
以前は病気で寝込んでいても、夕飯の時間になると
起こされていましたが、
今は簡単なものを作ってくれるようになりました。
それでもここ数年です。
ここに至るまで、1人目が生まれてから
実に10年以上。
それまでは、年に1回くらい私が寝込んでいても、
旦那は自分がお腹減ってないからと
子供たちの昼ご飯さえ作ってくれませんでした。
(休日なのに)
自分がいらなくても、子供は食べる ということが
多分、分からなかったんでしょう。
お母さんはどんなに体調が悪くても子供のお世話が気になるけど、
旦那さんは毎日育児をしているわけではないので、
必要なお世話が分からないんだと思います。
言われれば、できるけど、自らは想像できない。
仕事ならいくらでも考えて動くけど、
一歩家に帰ると「考えて動くことがない」
それがうちの旦那です。
あなたの旦那さんにもあてはまるところがあるかもしれません。
手伝う気がある旦那さんには、
面倒でもいちいちしてほしいことを伝えましょう。
近くに親がいるなら頼る
実家、義理実家ともどちらかが近く、
協力的なら遠慮なく甘えましょう。
祖父母たちは孫との触れ合いを楽しみにしています。
家事をかわりにしてくれることはないでしょうが、
少しの間、赤ちゃんを見ていて!というのは
お願いしやすいです。
あなたの家に来てもらうのは
余計にあなたが疲れるので、
赤ちゃんを祖父母宅に連れて行って
数時間でも見てもらいましょう。
そうすれば、あなただけの時間を確保することができ、
美容院にいったり、歯医者にいったり、
気晴らしにショッピングにいったり、
ゆっくり友達とカフェに行ったりできます。
1ヶ月に1回だとしても、自分だけの時間があれば
リフレッシュできて、あなたのストレスも減るでしょう。
旦那さんが非協力的、祖父母は頼れないとき
旦那さんや祖父母をあてにするのをやめましょう。
あなたが365日24時間ママでいて、休みがまったくなく、
しんどいことを伝えても
それでも旦那さんが協力してくくれないなら、
旦那さんを頼るのはあきらめた方がストレスになりません。
言えばやってくれるんじゃないか?
と思うから手伝ってもらえなければつらく、
苦しくなります。
旦那さんも朝早くから夜遅くまで仕事で疲れ、
休みの日くらいゆっくりしたい。
稼いでくるのが俺の仕事、
そんな風に思っているのかもしれません。
あなたも旦那さんが仕事で疲れているのは
分かっていると思います。
それでも、一人きりでの家事と育児はつらいもんです。
どちらのやってることが大変で、
どちらがエライという問題ではないのが困るところです。
言っても分かってもらえないなら、
言うだけあなたが辛くなります。
育児は夫婦二人でするものです。
夫婦の子供だからです。
しかし、いまだに男が稼いで、女が家庭のこと。
と漠然と思っている男性は多いものです。
昔の考えが無意識にしみついているのかもしれません。
変わる気のない人に変わってほしいと言い続けるほど
疲れることはありません。
それならあなたが意識を変えて最初からあてにしないのです。
私の場合は、
・お風呂に入れて欲しいというのを止めました。
・休日に自分だけ友達との飲み会に行くのを止めませんでした。
・育児を手伝ってくれないなら、
すきなだけ実家に帰らせてもらいました。
・休日に旦那がゴロゴロしてても、見て見ぬふりをしました。
・平日に暇な時間に帰ってきても仕事中だからいないものと
割り切りました。
・赤ちゃんの機嫌のいい時だけしか遊んでくれなくても、
それだけでマシと思うようにしました。
・ゴミ出しはゴミを全部集めて袋にまとめるまではして、
万が一出してくれたらラッキーと思うようにしました。
・洗濯物は絶対たたんでくれないものと認識しました。
・赤ちゃんのお世話で大変だったから、晩御飯はおかず1品だけです。
と、堂々と言いました。
最後に
一人きりでは育児は誰だって大変です。
旦那さんが言わなくても分かってくれるなら言うことなしですが、
そうでないから、旦那さんにイライラするんですよね。
仕事から帰ってくればオフモードに入れる旦那さんと、
永遠にオフモードなんてやってこないママの自分を比べると
辛いのは分かります。
でも、赤ちゃんも大きくなって30分でも1時間でも
一人遊びをしてくれて、テレビを一人で見てくれる
時間もやってきます。
子供が2歳くらいの時には子供が昼寝をしないので、
私だけが昼寝をしたこともありました。
もちろん、起きた時には部屋中が荒れて
大変なことになっていましたが。
それでも、つかの間の休息をとることは大事です。
つかの間の休息も取れなければ、テレビで見るような
虐待を私だってやりかねないほど
追い込まれていたこともありました。
どのお母さんも思っていると思います。
子供に虐待をするお母さんと自分は紙一重だと。
辛い状況を言葉にして旦那さんに伝えましょう。
理解されなくても、無理して完ぺきに家事をこなすのを
やめましょう。
あなたが壊れてしまっては、大切な子供を育てることはできません。
二人目、三人目と生まれれば上の子たちは
旦那さんよりよっぽど戦力になります。
うんちのおむつだって代えてくれるし、
ミルクだって飲ませてくれます。
レンジでチンなら3歳だってしてくれます。
子育ては忍耐ですが、夫育ても忍耐です。
ですが、無理は止めましょう。
手抜きOK!弱音OK!
何もかも完ぺきなお母さんなんてどこにもいないはず。
育児も家事もがんばろうとしているあなたは立派なお母さんです。