4月、野原や土手を歩いていると
”つくし” や ”タンポポ”、”よもぎ” など…
春の野草が目につくようになりますよね。
実は上記で挙げた野草は全て、
食べられるって知っていましたか?
天ぷらにしても美味しいのですが、
中でもつくしは佃煮(つくだに)にすると美味しいですよ。
更に、利尿作用によるむくみ軽減や糖尿病予防、血圧低下など
様々な薬効に加えて、
最近ではアレルギーにも効果があることが分かってきています。
特に春は花粉症の時期でもありますので、
つくしの佃煮を美味しく食べて
アレルギー症状が軽減できたら最高ですよね!
今回は、つくしの佃煮を作るにあたって、
つくしの選び方や下処理、味付けのコツなどを
まとめていきたいと思います。
つくしの佃煮の作り方のコツ①つくしの選び方と下処理方法
【選び方のポイント】
① 穂先がしまっているものを選ぶ
開いていると胞子を散布してしまい、すぐに枯れてしまいます。
② 節(はかま)と節の間が短いものを選ぶ
※節…茎の途中のギザギザした葉がついている部分
この間が長いと育ちすぎていて美味しくありません。
③ 太さの太いものを選ぶ
生えているつくしを比べて、なるべく太いものを選びましょう。
【下処理の方法】
① 節(はかま)を手で取り除く
手がアクで汚れますので、汚れるのが嫌な方は使い捨てのビニール手袋
などを着用されることをオススメします。
② 鍋で湯を沸かし、15秒だけ茹でます。
茹ですぎると歯ごたえがなくなって
美味しくないのでサッと茹でる程度でOKです。
佃煮にする場合は、調理段階で更に火を通すので
芯が残って食べにくい…なんてこともありません。
③ 茹でたつくしを冷水に浸します。
アクを弱めたければ、2・3回冷水を取り換えましょう。
これで下準備は完了です。
もし、すぐに食べられない場合は、
下処理をした後に、保存袋に入れて冷蔵保存します。
2~3日以内で食べきるようにしてください。
長期保存を希望される場合は、
塩漬けにして、食べる前に塩抜きをします。
つくしの佃煮の作り方のコツ②ご飯によく合うつくしの味付け
まずはスタンダードな佃煮レシピをご紹介。
【参考にしたレシピ】
【材料】(1~2人前)
・つくし 1袋(下処理済みのもの)
・醤油 大さじ1
・みりん 大さじ1
・だし醤油 大さじ2(麺つゆで代用可)
・水 150~200ml
【作り方】
小鍋に、つくし、水、醤油、みりん、だし醤油を入れて
弱火で水気がなくなるまでひたすら煮ていきます。
底が焦げ付かないように注意してください。
下処理さえ終わっていれば、
あとは全ての材料をお鍋に入れて煮るだけです。
もっと甘い味付けがお好きなら、
味見をしながらお砂糖を加えていきましょう。
続きまして、ちょっと変わり種。中華風の佃煮レシピ。
つくしは少し苦みがありますが、
中華風の味付けにすればお子様でも食べやすくなります。
【参考にしたレシピ】
【材料】
・つくし お好きなだけ
・ゴマ 適量
・ネギ 適量
・ゴマ油 適量
・醤油 大さじ3 ★
・みりん 大さじ1 ★
・砂糖 大さじ1 ★
・酒 大さじ1 ★
・水 少々 ★
【作り方】
① フライパンでごま油を熱して、つくしを炒めます。
② ★印の材料をフライパンに入れて、炒め煮ます。
水気が飛ぶまでひたすら煮てください。
③ 水分が飛んだ後、味見をして必要なら醤油やみりんで味を調えます。
④ 完成したら、ゴマやネギをたっぷり上に乗せて出来上がり。
辛いのが大丈夫であれば、ラー油を上から垂らしても美味しいです。
佃煮の他にも、
炒め物や卵とじ、お浸し、つくしご飯などなど、
つくしのレシピは無限大です!
まとめ
あまり食材として認識されることが多くはないつくしですが、
下処理も調理もとっても簡単にできますので
今年は口からもつくしを味わって、
春を感じてみてはいかがでしょうか!
以上、つくしの佃煮の作り方について、
つくしの選び方や下処理も合わせてご紹介いたしました。