イースター(別名「復活祭」)はキリスト教における重要なイベントで、
十字架にかけられて亡くなったイエス・キリストが3日目に復活したことを
記念・記憶しておくためのお祭りとされています。
日本でも少しずつ馴染みのイベントとなってきましたよね。
そして、イースターと言えば、「イースターエッグ」が有名です。
食べるのはもちろん、飾りとしても使われるのですが
この飾り、一体いつまで飾っておいて良いものか知っていますか?
可愛いから一年中飾っておきたいという方もいらっしゃるかもしれませんが、
もし長く飾っておくことが良くないことだったら…、と考えてしまいますよね。
ということで、今回はイースターエッグの飾りはいつまで飾っておくのかを
まとめていきたいと思います。
イースターエッグなどはいつまで飾っておいていいの?
まずは、イースターがいつ開催されるものなのかというところですが、
春分の日以降で、満月になった次の日曜日とされています。
ですので、毎年違う日がイースターになるということですね。
そして、イースターの前の40日間と、
後の50日間を合わせて、90日間がイースターの期間とされています。
この辺の期間の分かりにくさと曖昧さが
日本ではあまり定着しない原因の一つかもしれません。
(ちなみに2018年は4月1日(日)がイースターですよ)
イースターエッグを飾る由縁を調べてみたところ、
十字架にかけられたキリストの復活と掛けて、
古くから ”生命の象徴” とされてきた卵が使われるようになったみたいです。
また、ひよこが殻を破って生まれてくるように、
キリストも死の殻を破って復活したのだ、とも言われています。
このイースターエッグは、基本的にはゆで卵の殻に着色して作られますので、
中身が腐ってしまう前に片づけてしまった方が無難です。
飾り始めはイースターの当日、もしくはイースターエッグ探しのために前日に
隠すことが多いので、そこから数えて1週間以内くらいを目途にします。
その年の気温などによっても左右されますので、様子を見て片づけましょう。
イースターエッグなどをいつまでも飾ったままでも大丈夫?
飾っておく期間には特に決まりがありませんが、
前述したように、ゆで卵で作られたイースターエッグは
長持ちしませんので、腐る前に食べてしまいましょう。
ちなみにキリスト教徒では、イースターが始まってから50日後の、
ペンコステ(聖霊降臨日)というイベントまで飾っておく方が多いです。
長く飾りたい場合は、卵の底の部分に小さめの穴を空けて
中身を抜き出してからペイントすれば、いつまでも飾っておける
イースターエッグが作れます。
■長期保管可能なイースターエッグの作り方
<材料>
・卵
・アイスピックなどの穴の開けられる道具
・竹串
・受け皿
<作成手順>
① 卵を振って、中身を液状にする。
② 卵の上下に印をつけて、ピンで刺して穴をあける
あまり勢いよく突き刺すと、殻が割れてしまうので慎重に。
③ 受け皿をおいて、卵の上の穴から息を吹き込み中身を出す。
④ 出にくい場合は、穴から竹串を差し込み中身を混ぜ
③の工程へ戻る。
⑤ 全部出し切ったら、水で綺麗に洗って乾かす。
⑥ お好みのペイントを施して完成!
完成品はたいへん壊れやすくなっていますので、
小さいお子様がいらっしゃるご家庭などでは、
ゆで卵でのイースターエッグをおすすめいたします。
後で美味しく食べるお楽しみもありますしね!
他にもプラスチック製のものや、
同じ食べ物でも、砂糖菓子やチョコレートでできたイースターエッグもありますので
お好みで選んでくださいね。
ひな祭りでは、お雛様を長く出しっぱなしにしておくとお嫁にいけなくなる、
なんて言われがありますが、イースターエッグについては特にそのような
悪いお話はなかったので、安心して飾ってください。
まとめ
・いつまで飾って良いのか?
→ ゆで卵を使ったイースターエッグを飾る場合には、
イースター当日もしくは前日~腐ってしまう前まで。
・ずっと飾ったままでも良いか?
→ 特に日数に制限はありませんが、
キリスト教徒はイースター以降50日目で片づける方が多いです。
長期的に飾りたい場合は、ゆで卵ではなくて中身を抜いて殻だけにした
イースターエッグを作成することをおススメします。
以上、イースターエッグをいつまで飾って良いのかについてのお話でした!