お盆の行事であるお墓参りですが、
子供の頃はただ大人の真似をして手を合わせていればいいだけでした。
でも大人になったらそういうわけにはいきませんね。
結婚するとお互いの実家のお墓に参ることもありますし、
自分がしきらなければいけない立場にもなってきます。
知っておきたいお墓参りのマナーをまとめてみました。
お盆にお墓参りする時の服装とは
お墓参りの服装は普段着でいいです。
しかし色彩は抑えたものにしましょう。
強い香水なども避けましょう。
線香の香りを消してしまうような臭いをふりまくのは、
マナー違反です。
お墓参りでも普段着ではなく、
喪服を着なければいけない時があります。
それは新盆や一周忌などの場合です。
新盆は故人が亡くなって初めて迎えるお盆のことです。
大切な行事の1つになりますので、
きちんと喪服を着るようにしましょう。
お墓参りにお供えは持っていく?何がいいの?
お墓参りに必要なものは、お花とお線香の他、
お盆ですからお供え物もあった方がいいですね。
基本的にはお菓子や果物が一般的です。
ジュースやお酒などの飲み物でもかまいませんが。
墓石に飲み物をかけるのはやめた方がいいです。
臭いがしますし、墓石の傷みの一因にもなってしまいます。
お供え物はお参りが終わると持って帰るか、
その場でいただくものですが、
その家によって違いますし、
お供えするものによっても違うようですね。
お供えものを置いて帰るのはタブーです。
何より夏ですから傷みやすく腐敗したゴミになってしまいます。
また、動物や鳥などがあさって
墓地じたいに迷惑が掛かってしまいますね。
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お墓参りで枯れたお花はどうする?お供えの花に決まりはある?
特に決まりはありませんが、生花が基本です。
造花はいけません。
故人が好きだった花をお供えしたりすることもありますね。
お盆の時期になると、墓地の近くの花屋で
お墓参りのお供え用に売っていたりもしますし、
近くの花屋で墓参り用にとお願いすれば
適当に見繕って作ってくれます。
だいたいは長持ちする花が好まれます。
そのままドライフラワーにすることができるようなスターチスなど、
最近入っていることが多いですね。
また、匂いがキツイ花やバラなど棘のある花はタブーです。
やはりメインになるのは、菊という場合が多いです。
日本では葬儀や仏花として菊が伝統的に使われてきたため、
お盆のお供えにも使われています。
故人が亡くなってまだ日が浅い場合は、
鮮やかな色の花は抑えて、
白を基調とした淡い色の花で統一するようにします。
前回持ってきた枯れた花を家に持ち帰ってはいけない
という説もありますが、それは迷信ですから、
そのままほったらかしにしたりせずに
他のゴミといっしょに持ち帰りましょう。
お盆の時期は特にお墓参りに来る人がたくさんいるので、
ゴミ箱をきちんと設置してあるところがほとんどですから、
現地で処分できるはずですよ。
お墓参りの作法はこうするんです
お墓参りはほとんどが「掃除」といってもいいくらいです。
ゴミや汚れを綺麗に取り除き、墓石も水をかけて
雑巾がけをしましょう。
季節がら雑草も多いですから、草ぬきもしてすっきりと。
掃除が終わってから、柄杓でお水をかけて浄めます。
そしてお花をたて、お供えものをお供えします。
それからお線香をあげますが、
他の仏事と同じようにお線香に付いた火は、
口で吹き消さず振って消すようにしましょう。
お参りは、故人に近い立場の人から順番に合唱するのが基本です。
年齢順という場合もありますので、
その家のやり方を確認しておくことが大切です。
お参りの順番は大切な事がらになりますから、
お墓の一番近くにいたから、そのままお参りした
なんてことのないように、気を付けましょう。
まとめ
お盆のお墓参りは、家族みんなでする共同行事です。
マナーといっても大げさなものでなく、
簡単な決まり事なので覚えておいた方がいいですね。
どうしたらいいかわからない時は、
曖昧にせずしっかり家の人に聞くということも大切です。