桜の木や庭など暖かくなってくると見かける毛虫。
毛虫のせいでかぶれたなど、被害に遭ったことのある人は
多いと思います。
私の子供も桜の木の下で遊んでいて、
毛虫の毛が目に入ってしまい腫れたことがあります。
毛虫は小さいけれど結構迷惑な虫です。
そんな毛虫が隣の家に大量に発生してしまった時に
隣ともめずに駆除するにはどうしたらいいのか悩みますよね?
ここでは駆除の方法と寄せ付けない方法をまとめています。
我慢できない!毛虫の駆除を隣にしてほしい!どうすればいい?
隣の家に毛虫が大量発生しているのを発見!
自分の家の塀や庭に侵入してきて困っている人は多くいるようです。
隣の人に直接言ってトラブルになったらどうしようか悩みます。
調べてみると、隣の木の枝が自分の塀をこえてきている場合
勝手に木を切ったりすることは出来ないので、
隣の人に切ってもらうか塀をこえてきた場合は
こちらで切ってもいいか相談するのがよさそうです。
また、隣の人は気が付いていない可能性もあります。
直接、毛虫がきていて困っていることを話して
駆除をお願いするのがよいですよ。
常識のある人なら、対応もしてもらえる可能性が高いです。
言い方ひとつでトラブルになってしまうこともあるので
気を付けないといけませんね。
毛虫を隣から寄せ付けない方法
・殺虫スプレーをまいておく
殺虫スプレーは虫を退治するのに使うと思いますが、
まいておくと毛虫除けにもなります。
毛虫が来そうな場所にまいておくと効果的で、
一週間に一度を目安にまいておくといいですよ。
・ハーブを植えて虫除けする
匂いが強いほうが効果があり、ペパーミントのメンソールを
毛虫は嫌うそうです。
・虫除け炭などの虫除けグッズを使う
まくだけでムカデや毛虫、シロアリなどの虫が
よってこないようにするもので約2年も効果があります。
覚えておきたい毛虫豆知識
毛虫って一体何なの?
毛虫は蝶や蛾の幼虫で、体中に毛やトゲがあります。
大体が蛾の幼虫で、春(4月)~秋(11月)の間に多くなります。
毛が生えていないものはイモムシと言われていますが、
はっきりとは区別されていません。
毛虫には毒がある?
毛虫と言えば毒を持っていて刺すというイメージを持っている人も
いるのではないでしょうか。
私もそう思っていました。
でも、毛虫には毒があるものとないものがいて
刺す毛虫は2%しかいないそうです。
ほとんどの毛虫は毒を持っていない、人に無害な毛虫なんです。
でも見た目気持ちが悪いので、どちらもあまり見たくはないですね。
毒のある毛虫ではチャドクガ、ドクガ、キドクガ、
モンシロドクガ、マツカレハ、イラガなどが
よく聞くところだと思います。
チャドクガはツバキ、チャノキ、サザンカなど庭木にも多いです。
庭木にも多くいるため、被害が多い毛虫です。
ドクガはサクラ、ウメ、バラ、ツツジなど様々な種類にいます。
黒にオレンジの縞模様があります。チャドクガよりも毒が強いです。
キドクガはケヤキ、マンサクなど様々な種類にいます。
黒に黄色の線が2本あります。
モンシロドクガはサクラ、ウメ、リンゴ、ナシなどの
果樹の害虫として有名です。
キドクガに似ていて、頭近くの線がÝ字になっています。
マツカレハはアカマツ、クロマツなど
マツの害虫。幼虫はマツケムシとも呼ばれています
イラガはサクラ、ウメ、ケヤキなど
鮮やかな緑色でウミウシのような形をしています。
チャドクガ、ドクガ、キドクガ、モンシロドクガ、マツカレハは
全部の毛が毒を持っている訳ではなく
長い毛とは別に細かな毛があります。
その細かい毛に毒があり、毒針毛(どくしんもう)と呼ばれています。
とても細かい毛で、うっかり触ってしまったり
風に飛ばされた毛が刺さってしまったりします。
死骸や、脱皮した後の皮にも毒があるので注意が必要です。
刺されてしまうと痒みやかぶれといった症状が出ますが
すぐではなく数時間経ってから出てきます。
刺された場所が赤く腫れて痒みが出ます。
一度刺されると抗体が出来るので、
次に刺された時に症状が強くなってしまいます。
イラガはドクガなどの毒針毛とは違う、
毒棘(どくきょく)を持っています。
体中に短い棘を持っていて、
その棘に触ると激しい痛みを感じます。
もしうっかり触ってしまったらどうすればいい?
もし触ってしまったときは、掻いたり擦ったりしないで
すぐに流水で洗い流してください。
毒針毛や棘が残っていれば、ガムテープなどで取ってください。
毒のある毛虫は種類が少ないのですが、
庭木など身近な木にいるので被害に遭う人が多くなってしまいます。
毒のない毛虫はマイマイガ、アメリカシロヒトリ、
オピカレハなどです。
マイマイガはサクラ、クヌギ、ケヤキなど
様々な種類の樹木や草花にいます。
頭に目のような模様、体にカラフルな縞模様があります。
アメリカシロヒトリはサクラ、プラタナス、カエデなど
様々な種類にいます。
白く長い毛が生えていて、集団で生活し
葉を食べつくしてしまう害虫です。
オピカレハはサクラ、ヤナギ、モモなど様々な種類にいます。
水色の体にオレンジの線があります。
見た目からも嫌われる毛虫ですが、
毒のある毛虫は人が被害を受けてしまいます。
毒のない毛虫でも植物が被害を受けてしまいます。
毒があるかないかに関わらず、
毛虫はきちんと駆除しないと大変なことになってしまいます。
毛虫の対策はどんな対策をしたらいいの?
・一匹ずつ取って処分する。
毛虫が苦手な人には向いていませんね。
取る場合は、取った時に毒針毛に触らないように
注意する必要があります。
・殺虫スプレー
殺虫スプレーをまくときは、
スプレーの風でも毛が飛んでしまうことがあります。
手袋やマスクなどで家が触らないようにした方が安全です。
死骸が残っていると毒針毛も残ってしまうので、
後処理が必要になります。
範囲が広い、木が高いなどの場合は樹木用の農薬を使用します。
チャドクガなどの毒針毛が飛ぶのを防ぐには、
固着剤スプレーが便利です。
チャドクガ防除剤というのがネットで販売されていました。
⇒ 【あす楽】チャドクガ毒針毛固着剤(チャドクガ防除剤) 180ml チャドクガ 毒…
チャドクガなどの毒針毛を固めて、毛が飛ぶのを防ぐものです。
殺虫成分は入っていないもので、
チャドクガなどの幼虫を固めてしまいます。
固まったら袋などに入れて処分します。
・毛虫のいる葉のある枝ごと切り落として焼却する。
毛虫対策をするなら幼虫が小さい時期にするのがおすすめです。
大きくなってしまうと薬が効きにくくなってしまいます。
まとめ
毛虫の発生、毛虫が嫌いな人にとってはほんとに頭の痛い話ですよね。
でも放っておくと被害が大きくなってしまうので、
早めに対策をしてください。
毒のある毛虫は身近なところにいるので、目にすることがあります。
毛虫を見たら触らないように気を付けてくださいね。