受験生のだるまの目は本人が書くべき?入れ方と正しい飾り方 合格応援!

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縁起ものとされているだるま…その目を書き入れる行為は、

古くから願掛けの意味合いでなされ、現代もその風習が受け継がれています。

 

今年受験を控えた子供がいるからと、だるまを買ってきたのは良いけれど、

「そういえば目ってどっちから書くんだろう?」

「誰が目入れをすれば良いの?」

「どこに飾ったら良いのかしら?」

と疑問に思って、この記事に辿り着いたのではないでしょうか。

 

そこで今回は、だるまの目は受験生本人が入れるべきかどうかと目入れの方法、

どこに飾るのが効果的かなどをまとめています。

 

 

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受験生のだるまの目は本人が書くべき?入れ方は?

目入れの起源は、江戸時代にさかのぼります。

当時、天然痘が流行し、視力を失う患者も多くいたとのことで、

目が綺麗に書かれているだるまは人気となり、反対に、目の書き方が悪いと売れないという事態となりました。

そのため商人は、注文成立後に目入れを行うか、客に目入れを任せるようになりました。

 

だるまは有難いものとして拝まれる対象となり、現代ではその風習が二転三転して、

願い事がある際に片目を書き、叶った後にもう片方の目を書くという風に変化していきました。

 

しかし最近では、目入れの儀式は障害者差別になるのではないかということで、

公の場で目入れを行う機会は昔よりも減ってきているようです。

 

 

とにかく、だるまに目を書きこむ行為は「命を吹き込む」のと同意と言っても過言ではありません。

そのため、ご本人がなさるのが効果的です。

 

具体的にどこの大学を目指しているのか、どんな勉強をしていくのかを決め、

その内容を念じながら目入れを行います。

願掛けの内容は紙などに記して、だるまと本人の目に入る位置に張り出しておくと良いでしょう。

 

書き方の順番ですが、実は最初のうち決まりはありませんでした。

しかし、元々左目の方が有難い目であると考えられていたことや、

蚕農家が願掛け時に左目から書いたところ願いが叶ったということから

いつしか左目から書くのが良いと言われるようになりました。

 

よって、願掛けの際にはだるまの左目を入れます(開眼)。

その後、願いが叶ったらだるまの右目を入れる(満願)というのが一般的です。

地域によっては反対である場合もありますので、購入時に確認されると良いでしょう。

 

できれば、目入れは大安や先勝、友引など縁起の良い日を選び、

先勝を選んだ場合は、早めに行うのが吉とされているので午前中のうちに行います。

 

また、マジックペンなどでも良いのですが、正式には筆で行うものとされています。

 

 

受験だるまはどこに置くべき?正しい飾り方

飾る場所は、神棚もしくは床の間が良いですが、

受験合格の祈願であれば、何度も目に入る机の上がおすすめです。

不浄な場所は(トイレやゴミ箱の近くなど)避けます。

 

向きは南向きにするのが一番良く、次点で東向きが良いとされています。

 

目入れの前に、だるまを安置する場所を綺麗に掃除しておくことも忘れずに。

 

 

願いが叶ったら、お焚き上げをしてもらいます。

地域によっては、燃やすと目が潰れるとされているところもありますので、

その場合は、供養して頂ける場所へ持っていきます。

 

 

まとめ

・だるまの目入れは本人が行うべきか?

→ 目入れはだるまに命を吹き込む行為であるため、本人が行うのが正しいです。

 

・目の入れ方は?

→ 願掛けをしながら左目を書き入れます(開眼)。

願いが見事成就したら右目を書き入れます(満願)。

大安や先勝、友引など縁起の良い日を選び、書き込みは筆で行います。

 

・置き方や場所は?

→ 神棚や床の間が良いとされていますが、受験祈願の場合は、目につきやすい机上がおすすめ。

だるまの顔は南から東向きが良いです(南が最適)。

左目を入れる前に、お部屋を綺麗に掃除しておくようにしましょう。

 

 

ちなみに、だるまと言ったら赤色のイメージですが、

最近では様々な色のだるまが販売されており、

受験合格や目標達成には白色が良いとされていますので、参考までに。

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