我が子が今年、受験生だから合格祈願に行きたいけれど、
折しも忌中期間とかぶってしまっている場合、どうしようか悩みますよね。
そもそも忌中と喪中の違いって何?という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は、忌中でも合格祈願に行っても良いのかどうか、
忌中・喪中の違い、合格祈願の穴場スポットと人気グッズ
の3本立てご紹介していきます。
忌中でも合格祈願にいっていい?忌中と喪中の違いも解説
結論から言いますと、忌中のうちはまだ死の穢れを浄化できていないので、
神社の鳥居をくぐることは出来ません。
忌中明けに向かうか、誰かに頼んで合格祈願をしてきてもらうという選択があります。
「忌中」と「喪中」の違いですが…
身内にご不幸があった際に、一定期間身を慎むのはどちらも共通ですが、その期間が異なります。
一般的に忌中は、仏式で四十九日、神式で五十日、キリスト教では一か月(または五十日)とされています。
喪中の場合は、宗教間での差はなく1ヶ月とされています。
忌中においては、お祝い事を全面的に避けるのがマナーです。
昔から日本では、
死を”穢れ”と考え、
その穢れをお祝いの場に持ち込まないために、
家に閉じこもり身が浄化されるのを待つ期間
として
忌中を設けていました。
現在でも、忌中に神社の鳥居をくぐるのは、
神域に穢れを持ち込む行為となるため
避けるべき行為とされています。
一方、喪中は故人を偲(しの)ぶ期間です。
江戸時代~明治時代までは、故人との関係性によって期間が法律により細かく決められていました。
故人との関係性 | 忌中期間 |
両親 | 50日 |
養父母 | 1ヶ月 |
継父母 | 10日 |
夫 | 1ヶ月 |
妻 | 20日 |
子 | 20日 |
夫の父母 | 1ヶ月 |
祖父母 | 1ヶ月 |
母方の祖父母 | 20日 |
しかし、現在ではその法律も撤廃され、
個々人の想いに任されている部分があります。
つまり、まだ気持ちが癒えていなければ喪中、
そうでなければ喪明けとなります。
合格祈願の穴場スポットと人気グッズ
■航空神社
元は航空安全を祈願する神社でしたが、
現在では安全に飛行機が飛ぶ=「落ちない」として合格祈願スポットの穴場スポットになっています。
御守は3種類(お守り、カード守、紙符守)でいずれも500円。
羽田空港国内線第一ターミナル1階には分社(羽田航空神社)があります。
こちらではお守りの販売を行っていないのでご注意ください。
【営業】月~土曜日 9:00~17:00
【住所】東京都港区新橋1丁目18番1号 航空会館9階
【電話】03-3502-1201(総務室)
【H P】http://www.aero.or.jp/jinjya/jinjya.html
■皆中稲荷神社
江戸時代、鉄砲組与力が稲荷神社にお参りをして
射撃を行ったところ
百発百中だったことから「皆中(みなあたる)の稲荷」
と称えられるようになり、
現在では、合格・当選を祈願する神社として
知る人ぞ知る合格祈願スポットとなっています。
皆中守、復刻皆中守、的中御守、絵馬があります。
【営業】礼所は9~17時(参拝は24時間可能)
【住所】東京都新宿区百人町1-11-16
【電話】03-3361-4398
まとめ
・忌中の合格祈願は良いか?
→ 一般的にはマナー違反。忌明けを待つか、
誰かに頼んで祈願してきてもらう。
・忌中と喪中の違い
→ 忌中は四十九日でその間は死の穢れを持ち込まないよう
祝い事への参加は遠慮するべき。
喪中は約1ヶ月間で、故人を偲ぶ期間。
心が癒えた時点で喪明けとする考え方が増えてきている。
合格祈願の有名どころになると、待ち時間が長くなってしまいます。
穴場スポットであれば短時間にしっかり祈願を済ませられ、
余った時間を有効活用することができますよ。