日本六古窯とは?読み方、特徴、サミット ちょっと自慢できる陶芸の知識

生活

2019年後期連続テレビ小説「スカーレット」は

陶芸の世界がテーマです。

「スカーレット」で舞台となるのは、

滋賀県甲賀市の信楽町。

 

たぬきの置物でも有名な信楽焼ですが

その長い歴史と伝統的な技術から

日本六古窯の一つに数えられています。

 

では、この日本六古窯とはいったいどのようなものなのか

まとめてみました。

 

朝ドラ「スカーレット」についてはこちらにまとめています。

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日本六古窯の読み方は?

日本六古窯は「にほんろっこよう」と呼びます。

古くから伝わる陶磁器の中で、

越前・瀬戸・常滑・信楽・丹波・備前の

中世から現在まで生産が続く6つの産地の総称です。

日本生まれ日本育ちの伝統的な製法です。

2017年の春に、日本遺産に任命されました。

 

日本六古窯の各産地を六市町といいます。

 

六市町

越前焼:福井県越前町

瀬戸焼:愛知県瀬戸市

常滑焼:愛知県常滑市

信楽焼:滋賀県甲賀市

丹波立杭焼:兵庫県丹波篠山市

備前焼:岡山県備前市

 

日本六古窯 それぞれの特徴と代表的な作品

では、それぞれどのような特徴があるのか

見ていきたいと思います。

 

・越前焼

越前焼に使われる土には鉄分が多く含まれています。

釉薬を使わずに高温で焼き上げるときに、薪の灰が

陶器にかぶることで、自然釉の風合いはつくことが特徴です。

陶器と磁器の中間的な存在である炻器(せっき)という

種類に分類されています。

 

素朴で頑丈な水漏れがしにくいという特徴から

壺・甕・すり鉢の3器種を中心とした生活雑器が

主なものとなっています。

 

・瀬戸焼

瀬戸焼は、愛知県瀬戸市とその周辺で生産される

陶磁器の総称です。

主原料となるのは、石英分を多く含んだ

赤津蛙目粘土(あかづがいろめねんど)という土です。

六古窯のなかで、強度を強くするためにうわぐすりをかけて

焼いていたのは瀬戸焼だけとされています。

瀬戸物という言葉もよく聞かれますが、

これは瀬戸焼が陶磁器を指す一般名詞化したものです。

 

代表的な作品としては、古典的な焼き締めの壺や

素朴な化粧土が施された花瓶や民芸調の絵が描かれた皿など

日常使いの作品が多くみられます。

 

・常滑焼

常滑焼は、愛知県常滑市を中心に知多半島で焼かれる炻器です。

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高温で焼き締めた真焼(まやけ)物と

素焼き状の赤物(あかもの)の製品があります。

 

常滑焼といえば、朱色の朱泥急須が有名ですが、

衛生陶器や土管といった建材、植木鉢などもあります。

 

・信楽焼

土が鉄を含んでいるため、赤く発色する「火色」と、

陶器に灰が降りかかって釉に塗ったようになる「自然降灰釉」、

薪の灰に埋まった部分が黒褐色になる「焦げ」の

3つが特徴です。

自然降灰釉はその色味からビードロ釉とも呼ばれます。

1250年の伝統を誇る日本最古の産地で、茶器や植木鉢など

いろいろな陶器が作られています。

 

代表的なものは、信楽焼のたぬきです。

見たことがある人も多いのではないでしょうか?

 

・丹波立杭焼

丹波立杭焼は、丹波焼、または立杭焼ともいいます。

期限は平安時代まで遡ります。

登り窯により最高温度約1300度で50時間以上焼かれるため

器の上に灰が降りかかる自然釉が特徴です。

炎のあたり方によって、それぞれ異なった表情が

陶器に現れるとされています。

 

昔は壺や甕が有名でしたが、茶碗など茶器類や

食器なども生産されています。

 

・備前焼

備前焼は、岡山県備前市周辺を産地とする炻器ですが

伊部地区で盛んであることから

「伊部焼(いんべやき)」の別名も持ちます。

 

備前焼も、うわぐすりは使いません。

「酸化焔焼成」という焼き方による赤みの強い色合いや、

一つとして同じものがない「窯変(ようへん)」によって

生み出される模様が特徴です。

酸化焔焼成は、完全燃焼するだけの酸素がある状態で

焼くことをいいます。

 

窯変には、いくつか種類があります。

薪の灰が融けて生地にくっ付く事によりできる「胡麻(ごま)」や

金・青・灰色などの模様が出る「桟切り(さんぎり)」、

藁を差し込んで焼くことで藁の成分がくっつく緋襷(ひだすき)

などが有名です。

 

気孔があり通気性に優れているため、

花瓶やビールグラスなども多く作られています。

 

日本六古窯 サミットって何?どんなことをする?

 

日本六古窯では、日本六古窯サミットというものが

開催されています。

日本六古窯サミットとは、六古窯の所在する市が

交流と連携を深めるために、情報交換の場として

設けられる集まりです。

関係者が100人近く一堂に会し、

産地の現状や取り組みなどの意見交換をします。

 

昭和63年に第1回が開催され、

2017年に14回目となる

「日本六古窯サミット2017in越前」が開催されました。

 

まとめ

いかがだったでしょうか。

 

朝ドラの「スカーレット」でもテーマとなる陶芸。

舞台は滋賀ですが、紹介したように他にも

有名な陶芸の町があります。

 

信楽などは陶芸体験もできます。

この機会に、陶芸の世界の歴史と伝統に触れてみては

いかがでしょうか。

 

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