友達の結婚式の招待状が届いてぜひ出席したいと思っているけど、
実は最近祖父母が亡くなって喪中期間だという場合…悩みどころですよね。
そこで今回は、喪中期間の具体的な期間と、
喪中期間中の結婚式の出席は良いのかどうかをまとめていきます。
祖父母の喪中の時の期間はいつまで?
近親者が亡くなった場合、一定期間、死を悼(いた)み、慎んで過ごすことを喪に服すといいます。
喪中期間の中には、一般的に言われている四十九日(忌中)が含まれ、特に死の穢れが色濃い時期であるとされています。
よって、この喪中期間は身の穢れを清める時期でもあります。
喪中は亡くなった方との間柄によっても変わってきますが、基本は一年間と言われています。
喪に服すのは、主に二等親までと考えておけば良いです。
以下に、現在では撤廃されていますが、現在でも目安にされている忌中・喪中の早見表を提示します。
故人との関係性 | 忌中期間 | 喪中期間 |
両親 | 50日 | 13ヶ月 |
養父母 | 1ヶ月 | 5ヶ月 |
継父母 | 10日 | 1ヶ月 |
夫 | 1ヶ月 | 13ヶ月 |
妻 | 20日 | 3ヶ月 |
子 | 20日 | 3ヶ月 |
夫の父母 | 1ヶ月 | 5ヶ月 |
祖父母 | 1ヶ月 | 5ヶ月 |
母方の祖父母 | 20日 | 3ヶ月 |
最近では二等親であっても、同居しているかどうかを一つの尺度と考える方もおり、
別居している祖父母が亡くなった場合は喪中をしないという方も増えてきています。
祖父母の喪中期間の時に友達の結婚式に出席してもいいものなの?
古くから、期間中は派手な行動や祝い事は避けるという風習が、現代も受け継がれています。
具体的に控えた方が良い事柄として、新年のお祝いや年賀状を送る(代わりに喪中はがきを送る)、初詣(忌中のみ)、結婚式を行う・参列、旅行(忌中のみ)などです。
お中元やお歳暮、暑中・残暑見舞いは喪中期間でも問題ありません。
これらのことから、友人の結婚式は先方に事情を話して欠席をすると伝えるのが
本来のマナーですが、今では忌中(四十九日)明けであれば、延期・中止が難しい行事への参加も良いという考え方が広まりつつあります。
ですので、親しい友人で滅多に会うこともできないのであれば、先方と相談してみるのも一つの手です。
新郎新婦だけではなく、その身内の方々が気にされることもありますので、
「出席したいとは思っているんですが…」としてから、「実は祖父母が…」という風に事前相談をして先方の意向を伺い、出席なさるか決められた方が良いでしょう。
自分だけの判断で出席を決めて、後々不仲の原因になってしまったら後味が悪いですので、先方の気持ちを優先する気持ちが大切になってきます。
二次会の場合も、結婚式参列と同様に考えて頂ければ大丈夫です。
究極論ではありますが、「喪中期間」であることが気になるようであれば、
身の穢れを清めるために神社でお祓いをしてもらうという方法もあります。
こうすることで、気持ち的に心置きなく結婚式に参列できる!という方も中にはいらっしゃるかもしれませね。
また、せっかくのお誘いだけど悲しみが癒えなくて出席はちょっと…という場合には、欠席にする選択肢もあります。
その際には、先方に気遣いをさせないよう、「やむを得ない事情」としてお断りの旨を報告した方が良いです。
その後、ご自分の気持ち、及び、先方の行事が落ち着いてから本当の理由を伝えておきます。
まとめ
◆祖父母が亡くなった場合の喪中期間は?
・忌中期間が1ヶ月、喪中期間が5ヶ月とされています。
・別居している場合は喪中をしないという方も増えてきています。
◆喪中期間中に友人の結婚式に出席しても良いかどうか
・基本は祝い事への参列は断るのがマナー。
・仲の良い友人でどうしても参列したい場合は、忌明けであることを前提に
先方へ参列したいが喪中であることを相談し、出席するかどうか決めます。
・身の穢れを払うために神社でお祓いする方法もある。
・もし欠席する場合は「やむを得ない事情」とし、後日落ち着いてから喪中であったことを伝える。