会社で封書を郵送するように指示された時、
宛名の書き方で迷う人はたくさんいます。
特に新入社員さんは、
ちょっととまどってしまいますね…
日本には、
「行」「宛」「様」「御中」など、
いろんな宛名の書き方があります。
「様」は、年賀状を出す時など、
子供の頃から使うので、
使えない人はいないと思いますが、
「御中」や「行」などは、
仕事をするようになってから気がつく
ビジネスマナーですね^^
「行」「宛」「様」「御中」の違いは
なんでしょうか?
社会人になって恥をかかないように、
違いと使い方を知っておきましょう!
返信封筒の書き方 行きを様に変える時と消し方 自分用に書くときはどっち?
返信用封筒を受け取ると、
表には封書の送り先になる
住所と名前(または会社・団体名)が書いてあり、
名前の下に「行」と書かれています。
返信用封筒を送る時には、
その「行」を消して「様」に変えます。
消し方は、
縦書きの封筒であれば、「縦二重線」で、
横書きの封筒であれば「横二重線」で消します。
「様」は、
縦書きなら、「行」の左側または下に書きます。
横書きの場合は、「行」の右横に書きます。
字を消す時は、必ず二重線を使ってください。
修正テープや修正液で消すと失礼になります。
自分に返ってくる返信用封筒を用意する時は、
封筒の中央に自分の名前を書いて、
その下には「行」と書きます。
「宛」を使っても構いません。
封筒の書き方 行きを御中にするのはどんな時?消し方は?
「御中(おんちゅう)」は、
会社、官公庁、学校などの
組織や団体へ送る時に使います。
「〇〇株式会社 御中」や、
「〇〇株式会社 〇〇部 御中」
などのように書きます。
御中は、団体や会社の
誰が開封しても構わないと言う意味合いがあるので、
特に担当者が決まっていない時などに使います。
組織や団体当てでも、
特定の個人に当てて封書を送る時は
「御中」は使いません。
例えば、ある会社の
「営業部」の「山田部長」という人へ
封書を送る時は、
「〇〇株式会社 営業部部長 山田 様」
のように書きます。
「部長」という肩書を
名前の後にする場合は「様」はつけません。
その場合は、
「〇〇株式会社 営業部 山田部長」とします。
返信用封筒を送る時の「行」の消し方は、
「様」に変える時と同じです。
「行」を二重線で消して「御中」に書き換えます。
封筒の書き方で宛を使うのはどんな時?受け取ったときはどうすればいい?
「宛」は「行」と同じで、
返信用封筒の名前の下に書きます。
「行」と同じではあるのですが、
「宛」の使用は少なくなってきました。
最近では、ほとんどの返信用封筒に「行」が
使われています。
ただ、「宛」の方が「行」ほど
堅苦しい感じがしないということで、
個人の返信用封筒に使う人もいます。
「宛」と書かれた返信用封筒を受け取った時は、
「行」と書かれている時と同じように、
二重線で消して書き換えます。
封筒の書き方で殿を使うのはどんな時?
「殿」は目上の人が目下の人に使うのは構いませんが、
目下の人が目上の人を「〇〇殿」と言ったり、
手紙の宛名に「〇〇殿」と書くことはNG
です。
もし、相手との上下関係がはっきりしなかったら、
「殿」を使わず「様」と書きましょう。
その方が無難です^^
最近では、宛先に「殿」を使うのは、
官公庁くらいです。
役所や警察署などから個人へ公的文書を送付する時に
「殿」が使われていることがあります。
しかし、それも「様」に変わってきていて、
宛名に「殿」をつけることは少なくなってきました。
「殿」にするか「様」にするか迷った時には、
使って問題のない「様」にすると良いでしょう^^
まとめ
封筒や返信用封筒の書き方には
マナーがあります(^-^)
特にビジネスにおいては、
書き方を間違えると
大変な失礼をしてしまうかもしれません。
会社で封筒を用意する時、
書き方に不安があればは、
先輩方に確認した方が良いでしょう。
新人社員さんたちは、
最初は迷うかもしれませんが、
慣れてくれば
使い分けできるようになりますよ^^