お子さんの大切な行事がある時は、
洋装ですか?和装ですか?
七五三など、日本の伝統のお祝いの時は、
せっかくだから着物が着たいですよね(^-^)
着物って、着るのが難しそう!と
思う人は多いと思いますが、
着物の着付けはひとりでもできるんです。
やってみたら「意外と簡単だった!」
と思うかも(^^)?
今回は、着物の着付けについて、
簡単にご説明します。
知らないと恥をかく!着物の着付けはどっちが前?
着物の着付けができる人は少ないですよね。
「着物って、どっちが前だっけ?」と、
知らない人はたくさんいます。
着物を着る時は、
左の襟が前にくるか、
右の襟が前にくるか、
この基本を知らないで反対に着てしまうと
恥をかいてしまいます(^^;)
着物は「右前」です。
「右前」なんですが、
自分が着た着物の右側が上にくるわけではありません。
着物の左側の身ごろが、右側の身ごろの上になります^^
着物を着る時は、
右手に持つ着物の右側の身ごろを先に体に巻くので、
右側が下になります。
これは「下前(したまえ)」と言います。
左手に持つ着物の左側の身ごろを、
下前の上に重ねるので、左側の身ごろが上になります。
これは「上前(うわまえ)」と言います。
「前」というから、
自分から見て右側の身ごろを上にするのだろうと思うと、
反対になってしまうので注意してください!
着物の着付けはどの順番できればいい?
まずは、下着から帯までの着付ける順番を
ざっと説明すると、
(1)肌襦袢と裾除けを付ける
(2)足袋を履く
(3)長襦袢を着る
(4)着物を着る
(5)帯を結ぶ
以上、5ステップです(^-^)
最初の「肌襦袢と裾除けを付ける」ですが、
今はワンピースタイプの「着物スリップ」があるので、
それを使う方が簡単ですよ。
では、(4)の「着物を着る」についてご説明しますが、
必要なアイテムが2つあるのでまず準備しましょう。
必須アイテムは、「鏡」と「衣裳敷」です。
ひとりで着付ける場合には全身が見える鏡が必要です。
そして、着物にほこりがつかないように、
衣裳敷を下に敷きましょう。
では、着物の着付けの順番です(^o^)
1.まず、着物をはおり、袖を通します。
2.衿先と掛け衿をそろえ、
着物の背中の縫い目が背中の真ん中にくるように調整します。
3.裾の位置を合わせます。
衿を持ち上げて、裾の位置を床スレスレのところにします。
裾が上がり過ぎるとカッコ悪いので気をつけてくださいね。
4.下前の位置を合わせます。
身ごろの右側を、胴の左側に巻き込みます。
この時、裾が少しだけ上がるようにします。
5.次に、上前です。
身ごろの左側を下前に重ねます。
裾は少しだけ上がるようにします。
6.右手で腰紐を持ったら、
右脇に当ててくるりと後ろへ回し、腰紐を締めます。
しっかりと結んで、
あまった腰紐は紐の間に入れ込んでください。
7.両脇の身八ツ口から両手を入れて、
後ろのおはしょりと前のおはしょりを整えます。
8.衿を整えます。
下前がゆるまないように気をつけながら、
胸紐で押さえます。
9.胸紐を胸の下の位置に当てて、
背中で交差し、しっかりと締めます。
10.次は伊達締めです。
伊達締めをお腹の前に当てて、
脇から背中に回して交差させます。
前に回した伊達締めを2回結びます。
あまりは脇に挟みます。
11.おはしょりにシワがないか確認し、
まっすぐに整えます。
着物の形が整ったら、帯を締めます。
ひとりで着付けをする時は、
作業しながら小物が手に届くように、
あらかじめ近くに準備してください。
道具を取るために動き過ぎると、
せっかく締めた紐や着物の位置がずれてしまいます^^;
まとめ
どうですか?
着物の着付け、ひとりでできそうですか^^?
何度も練習が必要だとは思いますが、
慣れてくれば早くなると思います。
洋服と違って、着ている間に着物がゆるんでくるので、
しっかりと締めることが肝心です。
着るのも脱ぐのも大変な着物ですが、
やっぱりいいですよね~
着物を着ると気が引き締まる感じです。
着物の着付けがひとりでさっとできるようになったら
ステキですね(*^_^*)
最初は大変だと思いますが、がんばってください!