正月飾りといえば、
・鏡餅
・しめ縄
・門松
がありますね。
どんな飾りをどこへ飾れば良いのかわからなくなる方も
多いのではないでしょうか。
今回は、玄関に飾りたい正月飾りについて
付け方や飾り方をご紹介します。
近年ワークショップでも人気の門松の作り方についてもまとめています。
正月飾りを玄関ドアに飾るときの付け方
玄関ドアに飾る正月飾りは、しめ縄が一般的です。
しめ縄は、不浄なものを持ち込まないという意味があり、
神社にあるしめ縄と同じです。
一戸建ての場合は、ドアの外側に飾れますが、
賃貸マンションの場合、ドアの外側は共有部という
決まりになっている場合もありますよね。
その場合は、ドアの内側に飾っても問題ありません。
しめ縄には結界を張る意味があるので、
玄関に飾るということが大事です。
こうした玄関ドア用に作られたしめ縄には、
吸盤が付いているタイプがありますが、
何年か使っていると、
吸盤の力が弱くなってきますよね。
そんな時はまず、
ドア側のホコリや油をキレイにしてみましょう。
アルコールなども意外と使えます。
そして、吸盤を80℃くらいのお湯に浸してみる方法も
試してみてください。
温めて付けることで、
冷めた時にしっかりくっ付くという原理ですね。
また、ホームセンターや100円ショップなどで、
吸盤用の接着シートも売られています。
便利グッズもぜひ使ってください。
門松はどう飾る?
ここ数年、
門松らしい門松を飾るご家庭は
少なくなってきた印象があります。
代わりに見かけるようになったのが、
松の葉だけのシンプルな飾りです。
しかしこれも立派な門松なのです。
そもそも、門松はもともと松だけで作られていましたが、
室町時代になって竹も一緒に飾るようになったそうです。
門松というと、あの立派な竹を連想させますが、
若松の葉だけを玄関の両脇に飾るだけでも
門松になりますし、経済的ですよね。
また、しめ縄の飾りに松の葉があしらわれたものがありますので、
これを飾っておけば、しめ縄と門松の2つを飾らなくても、
シンプルにまとまります。
知らないと恥をかく!門松の正しい作り方
松の葉だけの門松もいいけど、
せっかくなら自分で作った門松を飾ってみたい!
という方もいますよね。
実際、門松のワークショップはとても人気があるそうです。
ワークショップが行われるくらいなので、
身近な材料があれば、自作することはできます。
この機会に門松の作り方を覚えておきましょう!
材料は、
・120~150cmの竹3本
・むしろ(シート状に編まれたわら)
・松の葉
・20Lくらいのペール缶2つ
・ひも
・土砂
・梅や南天
では、作り方をご紹介します。
・竹を切ります。
1本は真ん中で半分に、残りは7:3になるように切ります。
・短いもの・中くらいのもの・長いものの3本を1セットで
竹を結びます。
・むしろをペール缶にあわせて、
大きさを見て折ります。
・ペール缶にむしろを巻きつけ、
ひもで結びつけます。
・缶に竹を差して、土砂を入れます。
この時、缶の中の後ろ側に竹を入れましょう。
・松の葉や梅、南天を差してバランス良く整えたら完成
用意する物が大きいものばかりですが、
工程自体は意外と簡単なのではないでしょうか。
また、缶や竹を小さくして、
土砂の代わりをオアシスにすると、
ミニ門松を作ることもできます。
ご家庭の事情に合わせて作ってみましょう。
子供に教えたい!門松を斜めに切る理由は?
門松に差さっている竹は、
斜めに切られている物が多いですよね。
あの切り方にも意味があります。
竹を切る時にわざと、
節をまたいで切るようにします。
すると、まるで笑った顔のような断面になります。
これは、「笑う門には福来る」という意味で、
縁起が良いので、この斜めの切り方になっています。
ちなみにそもそものルーツは、
戦国時代までさかのぼります。
徳川家康が唯一敗戦したと言われる
「三方ヶ原の戦い」
この戦に敗れた家康が、
竹を武田信玄に見立てて
切り落とした形がルーツといわれています。
歴史が好きなお子さんの目が輝きそうなエピソードですよね。
ぜひ豆知識に覚えておきましょう。