部活動をしているお子さんがいる方にとって
大きな行事のひとつが、卒部式です。
部活やクラブ活動の締めくくりとしての行事です。
卒部式では、保護者も参加し、部活動で指導してくれた
先生やコーチにお礼や挨拶をします。
卒部式とはどんなふうに、何をするものなのでしょうか。
今回は、卒部式について知っておきたいことを、ご紹介します。
指導者にお礼を渡すときの封筒の書き方 卒部式で感謝を込めて
卒部式では、部活動の間にお世話になった先生やコーチに
お礼を渡すことがあります。
このとき、一人ひとりの親からではなく、
保護者の誰かが代表して、とりまとめて全員分を渡します。
相場は、一人の生徒あたり1000円が妥当のようです。
お金を渡すこともありますが、
商品券にして渡した方がいいという意見が目立ちました。
先生たちへのお礼は、封筒に入れましょう。
封筒の上半分に「お礼」「御礼」という文言を、
下半分に「(所属していた部活動の名前)・卒部生一同」と書きます。
どちらも縦書きで、収まるように書きます。
ちなみにお礼には、商品券やお金でなく
記念品を用意するところも多いようです。
相場は500円~1000円で、お礼のメッセージを書いたカードを
フォトフレームに入れたものや、
ラミネート加工した写真などが人気のようです。
卒部式での挨拶 保護者代表のあいさつ文例集
さて、卒部式では保護者の中から代表者が選ばれ、
挨拶をすることになっています。
代表的なあいさつの文章をご紹介しますので、
ぜひ参考にしてみてください。
「このたび、卒部生保護者を代表しまして、
あいさつをさせていただきたいと思います。
〇〇(学年やクラブ名)のみなさん、
卒部おめでとうございます。
今までよくがんばりましたね。
大変お疲れ様でした。
たくさんの厳しい練習を重ね、試合で勝利した日は
とても輝かしい思い出となってみなさんの心に残っていることでしょう。
負けた試合でも落ち込んだままにせず、
さらなる成果につなげようとするみなさんの姿には、
私たち保護者も胸を打たれました。
そんなみなさんを応援することは、私達の楽しみでした。
部活動で指導してくださった先生、コーチのみなさん。
いつも子供たちのことを見守ってくれ、
ときには厳しい指導もしていただき、感謝しております。
みなさんのおかげで、子供たちはこの部活動に入る前より
もおおいに成長することができました。
本当にありがとうございます。
そして、次の年にも部活動を続けていく後輩、
〇年生のみなさん。
みなさんのご活躍を、心よりお祈り申し上げます。
卒部生のみなさん。
卒部してから、新しいステージで、
また新たな目標や試練があることと思います。
これから辛いことがあっても、この部活動で経験したことを思い出し、
乗り越えていけるよう心から祈っています。頑張ってください。
改めまして、卒部おめでとうございます。」
主に卒部する子供たちへのねぎらい、先生やコーチへの感謝、
そして次につづく生徒たちへの言葉であいさつを構成していきます。
部活動の内容や子供たち全員の思い出に合わせて、
内容をより印象深いものにしましょう。
卒部式でスライドショーを流したい人に作成方法を分かりやすく
卒部式では、スライドショーを流すことも多くなっています。
活動開始から練習風景、試合のときの場面を集めて
一連のムービーにするのです。
一見難しそうに見えますが、
スライドショー作成専用のソフトを使えば簡単にできます。
作成するのに必要な写真などは、
部活動を一緒に見守っていた保護者の方に声をかけて集めましょう。
作成するときのポイントは、メンバー一人ひとり、
まんべんなく登場させることです。
音楽は、そのときの場面に合わせたものを選んで使いましょう。
音楽も、専用ソフトから選べます。
作成したスライドショーは卒部式のときに見せ、
そしてDVDにしてみんなに渡すものです。
一人で作成するよりは保護者の人が何人か集まって作成し、
本番の前にもみてもらうのがいいでしょう。
専用のソフトがいまいちわからない、
パソコンが苦手という方はスライドショーを
作成してくれるサービスもあります。
料金がかかりますが、他の人の意見も聞きながら、
どうやって作成するか決めていくと良いでしょう。
まとめ
卒部式のときに気になることを、いくつかご紹介しました。
卒部式は子供たちにとって記念すべきイベントのひとつです。
スムーズに見送ってあげられるよう、保護者みんなで準備を進め、
心に残る卒部式にしましょう。