卒業式が近づいてきましたね。
卒業式ではPTA会長が挨拶をすることがありますが、
PTAの経験がないとどんな挨拶をするのかわからないですよね。
保護者として卒業式に参加することも少ないので、
一般的にどんな言葉を述べているのかも想像つかないものです。
PTA会長の挨拶はどんな感じにしたら良いのを
まとめてみましたので参考にしてみてください。
スピーチの目安時間と文字数
スピーチの目安時間は5分を目安に考えましょう。
小学生に向けて話すので、長すぎると聞いてもらえません。
卒業式ではPTA会長の挨拶だけでなく
校長先生の話や来賓の挨拶などもあるので、
短くまとめましょう。
ゆっくりと伝わるように話すことを考えると、
1200文字から1600文字くらいにまとめるとちょうどよいです。
スピーチに盛り込む内容
次にどんな内容にするかですが、どんな構成が良いのかみてみましょう。
⚪卒業生や保護者に向けたお祝いの言葉
⚪小学校生活の思い出や経験、6年間の成長の振り返り
⚪学校への感謝の言葉
⚪卒業生への激励の言葉
このような内容を盛り込むようにして考えるとまとまりやすく、
卒業生や先生、保護者にも伝わる内容となります。
スピーチに盛り込む内容の例文
お祝いの言葉や、感謝の言葉は述べれば良いですので、
卒業生へのメッセージとなる内容の例文をご紹介します。
「6年前、皆さんは大きなランドセルを背負って⚪⚪小学校に入学してきました。
6年間の学校生活の中でたくさんの友達や先生と出会い、たくさんの経験をしてきたことと思います。
大きかったランドセルが小さくなったと感じるくらい体も成長し、行事では中心的な存在となり、下級生を引っ張っていく存在となりましたね。
6年間での成長はすごく大きなものだと感じています。
この成長には、ご家族、先生、地域の方、そして友達と、多くの人の支えがあったことを忘れないでください。」
というような、6年間を振り返りながら卒業生の成長を喜ぶような内容だったり、お世話なった人への感謝の気持ちを感じるような内容を入れることがポイントです。
次に卒業生の未来へ向けたメッセージの例文です。
「これから皆さんは中学生になりますが、新しい環境に不安を感じていたり、大きな壁にぶつかったりすることがあるかもしれません。
新しい環境になることや、大きな壁にぶつかることは自分自身が成長するチャンスでもあります。
皆さんは6年間で大きく成長できました。
これから先、何があっても前向きに乗り越えていくことができると信じて応援しています。」
このように、卒業生がこれからの人生を応援するような言葉を盛り込むこともポイントです。
言葉選びの注意点
小学生に対しての挨拶文になるので、
小学生でも理解できる言葉を選ぶように注意しましょう。
難しい言葉を並べても小学生が理解できなかったり、
伝わらなかったら残念ですよね。
分かりやすい言葉で、話しかけるような文にすると伝わりやすくなります。
また、「お父さん、お母さん、両親」という言葉は
なるべく使わないほうがよいでしょう。
家庭環境は様々なので、心を痛めてしまう人もいます。
「保護者」「ご家族」などの言葉を選ぶことをおすすめします。
心に響く卒業式の挨拶 全体の例文2選
例文1
「本日卒業を迎えられた皆さん 卒業おめでとうございます。
6年前、皆さんは大きなランドセルを背負って小学校に入学してきましたね。
6年間の生活でたくさんの友達や先生と出会い、たくさんの経験をしてきたことと思います。
大きかったランドセルが小さくなったと感じるくらい体も成長し、学校行事では中心的な存在となり、下級生を引っ張る存在になりました。
6年間の成長はすごく大きなものだと感じています。
この成長には、ご家族、先生、地域の方、そして友達と、多くの人の支えがあったことを忘れないでください。
保護者の皆様、本日はお子様のご卒業おめでとうございます、
また日頃よりPTA活動にご理解、ご協力いただきありがとうございました。
そして校長先生をはじめ、教職員の皆様、6年間温かい心で子供達を導いていただきありがとうございました。
卒業生の皆さん。
これから皆さんは中学生はなりますが、新しい環境に不安を感じていたり、大きな壁にぶつかることがあるかもしれません。
新しい環境になることや、大きな壁にぶつかることは自分自身が成長するチャンスでもあります。
皆さんは6年間で大きく成長できました。
これから先何があっても前向きに乗り越えていけると信じています。
皆さんの中学校生活、そしてこれからの人生が充実したものになることを心より応援しています。
本日は卒業おめでとうございます。
⚪月⚪日 PTA会長 ⚪⚪ ⚪⚪
例文2
「6年生の皆さん 卒業おめでとうございます。
6年前、この場所で入学式を迎えた日のことを覚えていますか?
まだ1年生だったあの頃は、ランドセルも学校も教室もとても大きく感じていたことでしょう。
1年生のときにみた6年生はとても大きく、頼りになる存在だったと思います。
今、皆さんは6年生となり頼れる存在となりましたね。
皆さんは6年間をこの学校で過ごし、たくさんの友達や先生と勉強や運動に励んできました。
1人1人、楽しかったこと、嬉しかったことを思い浮かべてみてください。
1人ではできなかったことがたくさんあると思います。
友達や先生、保護者の方の支えがあったからこそ、皆さんはたくさんの経験をし、大きく成長できました。
自信をもって、中学生へと進んでください、
そして中学校へ行くと、新しい友達や先生との出会いがあります。
新しい出会いは、さらに皆さんを成長させてくれることでしょう。
中学校でも更なる成長をしていくと信じて応援しています。
保護者の皆様、本日はご卒業おめでとうございます。
日頃よりPTA活動にご理解いただきありがとうございました。
そして校長先生をはじめ、教職員の皆様、6年間ご指導いただきありがとうございました。
この場を借りて御礼申し上げます。
これからの皆様の更なる活躍をお祈り申し上げます。
本日はご卒業おめでとうございます。
⚪月⚪日 ⚪⚪ ⚪⚪
まとめ
小学校の卒業式での挨拶についてご紹介してきました。
卒業式での挨拶となると、難しく考えてしまいますが
主役は卒業生です。
堅苦しい挨拶を並べるよりも、
卒業生に向けたメッセージを中心に要点をまとめるとよいでしょう。
卒業生の心に残る言葉を、卒業生に送りましょう。