ハロウィンが終わるともう町はクリスマスに
模様替えですね。
いつも何気なくクリスマスが近づくと
クリスマスツリーを出して飾っているけど、
なんでツリーに飾り付ける?
あの飾りの名前は?
飾りの意味は?
意外と答えられないことばかりですよね?
知ってるとちょっと自慢、
子供にもちゃんと教えてあげられるよう、
ツリーの飾りの名前と意味をまとめました。
意味を知れば納得!です。
クリスマスツリーを飾る意味とは
もともとはキリスト教とは関係なかったとされています。
ヨーロッパに住んでいた原住民が
冬至の祭事に樫の木に捧げものを飾るため使っていました。
樫の木は常緑樹なので一年中緑の葉をつけています。
このことから永遠の生命を表していると考えられて
いました。
キリスト教徒がもみの木が三角形であるため、
頂点がキリスト、下の2つの角を人間と精霊であると
原住民に教え、キリスト教を信じ込ませ、
キリスト教ではもみの木という風習が広まった
とされています。
また、中世の聖夜の降誕祭の序幕で
アダムとイブの堕罪の舞台劇が行われていました。
その中で使われていた
「知恵の樹(善悪の知識の樹)」
に、りんごの木では冬に葉が落ちてしまうので、
代わりに常緑樹のモミの木が使用されたのが由来
ともいわれています。
さらに別の説では
ドイツでお正月のお祝いに家の窓や天井、木を飾る
習慣があり、木にはお菓子やあかりをぶら下げる
習慣もありました。
もともとお正月のお祝いで飾っていたのが
クリスマスが12月25日なのでお正月まで
期間が短いためにいつのまにかクリスマスと
お正月のお祝いが一緒になってしまった
というものです。
オーナメントを飾り付けたクリスマスツリー
全体は生誕から十字架にかけられるキリスト
そのものを表しているとも言われています。
そのためオーナメントにもキリストにちなんだ
意味があります。
次ではオーナメントの名前や意味について
見ていきましょう。
クリスマスツリーの飾りの名前
クリスマスツリーの飾り(オーナメント)の
正しい名前知っていますか?
知っているようで知らない名前について
ご紹介します。
・リンゴや赤い玉の名前
クーゲル
・紅白の杖(ステッキ)の名前
キャンディケーン
・一番上の星の名前
トップスター
・柊の名前
クリスマス・ホーリー
知っているようで知らなかったでしょ?
紅白の杖はステッキだと思っている人、
キャンディだと思っている人もいたのでは
ないでしょうか?
あと、一般的なクリスマスツリーに飾っているのは
ヒトデではなくて星です。海のクリスマスツリーでは
ヒトデが飾られたりしています。
クリスマスツリーの飾りの意味
ツリーの飾り(オーナメント)にはそれぞれ意味があります。
意外と深いです!
・クリスマスツリーのカラーの意味
赤 キリストが十字架にかけられたときに流した血
生命力を強める色
緑 緑は永遠に変わらない生命の象徴
健康・家庭運を上昇させる色
白 キリストの清らかな心 浄化作用で心身を清める色
金 金は外見的魅力を高める色
銀 内面に磨きをかける色
・クリスマスツリーにもみの木を使う意味
「常緑」は一年中葉を茂らせるので強い生命力が
永遠をあらわし、また神の永遠の愛や、
イエス・キリストが与える永遠の命を象徴しています。
・クリスマスツリーの飾り 星(トップスター)の意味
シュピッツェ、ベツレヘムの星などとも呼ばれ、
キリストが誕生した時にひときわ明るく輝き、
賢者(王や学者)をキリストが生まれた地へ導いた
星と言われ、希望などの意味があります。
・クリスマスツリーの飾り 天使の意味
一番上のトップスターの代わりにクリスマス・エンジェル
と呼ばれる天使が飾られることもあります。
主にイギリスの場合です。
天使はキリストの母・マリアに受胎を知らせたり、
羊飼いにキリストの生誕を告げました。
・クリスマスツリーの飾り ステッキ(杖)の意味
杖は羊飼いたちが生活の中で必需品として使用していた杖
を表しています。
羊飼いが杖の曲がったところで迷い出た羊を引っ掛けて
群れに戻したので 、助け合いの心を象徴するともされます。
また、ドイツでク リスマスに食べていた白い杖のような
キャンディをアメリカの業者がストライプ模様にして
ヒットさせことから、キャンディケーンとも呼ばれています。
杖の英語はcane(ケーン)なのでキャンディの杖そのまま
ですね。
・クリスマスツリーの飾り リボンの意味
良い心で永遠に結び合わされることを表しています。
・クリスマスツリーの飾り ベルの意味
イエス・キリストの誕生を知らせるもので、
天国からのあいさつの喜びのベルです。
また、迷った羊を首につけたベルの音で探せるように、
人々も神様のもとに帰れることを意味します。
さりに、邪念や邪を打ち払う魔除けとしての
意味もあります。
・クリスマスツリーの飾り 靴下の意味
サンタクロースのプレゼントに関連します。
サンタクロースのモデルになったとされるニコラスが
貧しい人々に煙突から投げた金貨が、
干してあった靴下に偶然入ったことから
サンタクロースが靴下にプレゼントを
入れてくれると言われるようになりました。
どんだけ、コントロールがいいんでしょうね^^
・クリスマスツリーの飾り 電飾の意味
電飾(イルミネーション)はキャンドルを表しています。
キャンドルは「世を照らす光」としてキリストの象徴
とされています。
また、宗教改革で知られるマルチン・ルターの逸話として、
クリスマス・イブの礼拝の帰りに、森の常緑樹の枝の間に
美しく輝く星を見て感動し、それを子供たちに伝えるために
モミの木の周りにロウソクを飾って見せたのが、
クリスマスツリーやイルミネーションの始まり
とする話もあります。
・クリスマスツリーの飾り 柊の意味
キリストはすべての人の罪を身代わりとなって、
十字架にはりつけられ、いばらの冠をかぶせられて、
刑を受けました。
これによって、人の罪は赦(ゆる)されたという
キリストの十字架刑を表しています。
柊の葉のトゲのような部分はキリストが十字架に
かかった時のいばらの冠を表し、
赤い実はキリストが流した血、
緑の葉は永遠の生命を表しています。
また柊のトゲのような葉が邪を払う魔除けとしての
意味もあります。
・クリスマスツリーの飾り 松ぼっくりの意味
祭事での豊穣を意味します。
また、マリアとその婚約者ヨセフが逃げているときに、
2人を助けてくれたのがもみの木だったと言われています。
マリアはキリストのお母さんなので、
もみの木のおかげで無事にキリストが誕生したんです。
それで持間の木が勇者とされ、その実である松ぼっくりを
飾るようになりました。
・クリスマスツリーの飾り りんごの意味
アダムとイブが食べたと言われている禁断の果実、
知恵の樹の実の象徴とされています。
豊かな実りや幸福などの生きる喜びをもたらす果実を
表しています。
現代では赤いりんごはクリスマスボールとよばれ、
ガラス製やプラスチック製で光沢があるものになっている
ものがほとんどですよね。
りんごは寒い冬に保存が利くので、
栄養のある大変ありがたい作物で、常緑樹に吊して
神へのお供えものとしても使われていました。
・クリスマスツリーの飾り リースの意味
丸くなっていることから終わりがないので
永遠の意味があります。
葉に殺菌作用と抗菌作用のある常緑樹を玄関に飾り、
魔よけにしたというものと、豊作を願って玄関を飾る
ものとして使っていたものをツリーにも飾るように
なったようです。
・クリスマスツリーの飾り ろうそくの意味
今では電飾を使っていますが、もともとは
ろうそくを使っていました。
明りは世界を照らす光としてキリストそのものを
表しています。
キリスト教系の幼稚園に子供が通っていたころは
ツリーの上の方に天井から横になったリースが
飾られ、それにろうそくが4本ついていました。
ろうそくといっても電気のものでしたが。
それを、12月に入ったら1本ずつ灯し
クリスマスの日に最後の1本を灯していました。
まとめ
クリスマスツリーは他の宗教との関わり合いなどで、
今とは違った意味から始まっていますが、
今のツリーになったのにはキリスト教のイエスの
誕生からが関係していましたね。
色一つをとってもすべてに意味があって、
あの飾りがあるというのを始めて知った!
なんて人も多いはず。
意味が分かるとなんだかスッキリ!ですね^^