気が付くと、子供のお腹や背中にブツブツができている。
熱も出ている。しかもけっこう高い熱!
これって何の病気?どう対処すればいい?
皮膚にできるブツブツはいろいろな原因がありますが、
年齢や他の症状によっても違うもの。
ブツブツができる病気を検証してみましょう。
子供にブツブツと高熱がでたらどう対処する?
発疹と高熱の症状は、
ウィルス性の感染症である場合がほとんどです。
ですから、まず病院に連れていかなければなりませんが、
感染症はうつる可能性が大きいので、
いきなり病院に駆け込むのではなく、
病院に連絡をいれ症状を説明してから
指示にしたがうようにしなければいけません。
空気感染をする病気の場合、
他の人たちにうつしてしまう心配があるので、
おそらく一般の診察以外の時間を指定されたりすることが
あると思います。
小児科など赤ちゃんもいますし、
抵抗力の弱っている子供たちがたくさんいるわけですから
うつさない配慮が必要になりますね。
また、病気によっては何科に行けばわからない場合もあります。
大きな病院だと問い合わせて聞いてみればいいですね。
ブツブツの症状や熱の有無などで、
内科ではなく皮膚科やアレルギー科の場合もあります。
子供の病気であれば小児科が一番です。
中学生くらいまでは小児科で診てもらえますので、
子供の病気のプロである小児科だと
大概の病気は熟知しているので
速やかに対処してもらえるはずですから。
子供のお腹と背中にブツブツが!なんの病気?
お腹と背中にブツブツができ、
高熱が出る症状ですぐに思いつくのは「水疱瘡」です。
水疱瘡の初期症状はお腹や背中に赤い発疹ができ、
発熱することから始まります。
やがて発疹は全身に広がっていきますが、
始めに現れるのが手足ではなく背中とお腹なのです。
高熱は3~4日でおさまりますが、
発疹は一週間くらい続きますので、
完治するまでには長い時間がかかりますね。
空気感染するので学校や幼稚園なども
出席停止措置がとられることになります。
その他、一歳未満の乳児がかかる病気ですが、
突然の高熱とお腹や背中のブツブツには
「突発性発疹」というものがあります。
突然高熱が出て、3~4日続きます。
その後赤い発疹ができるというもので、
こちらもウィルス性のものですが
感染力が弱いのでうつし合って大流行になる
ということはありません。
子供によっては風邪とよく似た症状が出ることもあります。
お母さんからもらっていた免疫がきれた時にかかる
とも言われています。
熱をともなう発疹には他に、はしかや風疹があります。
どちらも風邪の症状から始まるため
気づきにくいのが特徴です。
はしかは鼻水や咳などの風邪の症状があらわれて
2~3日後に主に顔、手足に発疹があらわれ、
その後全身に広がります。
風疹も風邪とよく似た症状から発疹が出ますが、
水疱瘡やはしかに比べ比較的軽い症状になります。
また、「溶連菌感染症」というものもあって、
飛沫感染による感染症です。
突然の熱と発疹の症状があらわれます。
この病気の特徴は舌にいちごのような赤いブツブツができ、
いわゆるいちご舌といわれている状態になります。
その他水いぼという感染症や
乾燥によってできるブツブツもありますが、
これらは発熱をともなわないものなので
慌てて対処する必要はありません。
状態を見て医師に相談しましょう。
まとめ
子供には発熱と発疹がつきもの!
と言ってもいいくらい、めずらしくない症状ですね。
しかもいろいろな病気の可能性があります。
特に子供は保育園、幼稚園、学校と
他の子供たちと接触しやすい環境の中に
常に身を置いているので、
いったん病気にかかると広がりやすい
ということもあります。
ですから家で気を付けるだけでなく、
流行やまわりの状況にも気を付けておきたいところです。
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