食べ物って見た目の色はとても大切ですよね。
見た目の色によっておいしそうと感じたりします。
そこで食品の色付けに使われている食用色素。
お菓子やいろいろな食べ物に入っている着色料。
食用となっているので、食べても大丈夫。
でも、体には良くないからあまり食べない方がいいと言われます。
では食用色素というのはいったいどんなものなのか紹介します。
食用色素をおやつ作りに使いたいけど安全性は大丈夫?
食用色素というのは、世界各地で食品に使われています。
食用色素は合成着色料と天然着色料があり、
食品を加工するとき食べ物に色をつけるための色素ですが、
鮮度を見分けるのに影響があるため
肉類、魚介類、野菜類への使用は禁止されています。
合成着色料はどんなもの?
・合成着色料
天然のものからは作ることが出来ない色を
化学的に合成して作られた色素のことで
食用のタール色素とその他の着色料と分けられています。
タール色素は石油を原料として作られていて、
食品に使われるものは
「食品衛生法」で決められていて日本では
赤色2号、赤色3号、赤色40号、赤色102号、
赤色104号、赤色105号、赤色106号、
黄色4号、黄色5号・緑色3号、青色1号、青色2号の
12種類があります。
赤色1号、赤色4号など、
前は日本で使用されていましたが発がん性の
危険があるため禁止されたものもあります。
え、石油?石油から作られてるものを食べてるの?
とビックリしますね。
石油と聞いただけでも体に悪そうですが、
食品衛生法で使用量などが
決められていて着色料として摂るなら大丈夫といわれています。
でも、合成着色料の基準は国によって違いがあります。
日本で使われているものでも他の国アメリカやドイツなどでは
使用禁止になっているものもあります。
アメリカで使用される合成着色料は9種類、
日本より少なくなっています。
日本で使われている着色料の一部を紹介します。
赤色2号
鮮やかな赤色を出すため、イチゴシロップや
ゼリーなどに使われています。
たくさん摂ると発ガン性やじんましんなどの
アレルギーの原因になるとされていて
アメリカなどでは使用禁止になっています。
赤色3号
かまぼこなどの加工品に使われています。
発ガン性などの可能性があるため、アメリカ、ドイツなどでは
使用禁止になっています。
黄色4号
数の子、佃煮、飲料水などに使われています。
じんましん、ぜんそく、鼻炎などのアレルギー症状を引き起こす
可能性があるためヨーロッパなどでは使用禁止になっています。
青色1号
清涼飲料水や、かき氷のブルーハワイなどに使われています。
発ガン性などの可能性があるため
ドイツ、オーストリア、スウェーデン
フランスなどでは使用禁止になっています。
発ガン性やアレルギーの原因となる可能性があるとされているので
あまり摂りすぎないように気を付ける必要があります。
天然着色料はどんなもの?
・天然着色料
自然の動植物から抽出して作られる色素で、
合成着色料と違って渋くて淡い色になります。
日本では昔から和菓子などに使われてきました。
シソ色素
赤しそから抽出される色素です。
これを酸性にすると、きれいな赤色になります。
梅干などの漬物類、シロップ、サワー類など酸味のあるものに使われています。
クチナシ黄色素
クチナシの実やから抽出して作られる色素で昔から使われています。
たくあん、栗の甘露煮、中華めんなどに使われています。
カラメル色素
砂糖、ぶどう糖などを熱処理させることで
糖が分解しカラメルが作られます。
お菓子や調味料、アルコール類など幅広く使われています。
天然色素は色をつけるためにたくさん使う必要があるので
原料は自然のものでも抽出するために使われる
薬剤などを大量に摂ってしまう可能性があります。
天然色素は自然のものから作られているから
安全というわけではなさそうです。
食用色素の代わりに色を付けるなら何を使う?
見た目もきれいなお菓子など作りたいけど、
着色料を使いたくない。
そんなときは違うもので代用しましょう。
野菜パウダー、フルーツパウダー、抹茶、ココア、ジャムなどを
食用色素の代わりに使う方法があります。
食用色素みたいに鮮やかな色ではありませんが
子供のおやつにも使いやすいですね。
インターネットで簡単に買うことができます。
中には合成着色料が入っているものもあるので
よく確認してから購入してくださいね。
まとめ
着色料は食品の見た目を良くしてくれますが危険もあります。
特に小さい子供などは合成着色料に
気を付けたほうがよさそうです。
見た目も大事ですが子供には出来るだけ
安全なものを食べさせてあげたいですね。
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