子供がかかってしまう病気はいろいろありますが、
水ぼうそうもその一つ。
皮膚の表面にブツブツができ、
うつったりうつされたりしてしまう病気。
知っておきたい水ぼうそうの知識を詳しくお答えします。
水疱瘡に子供がなった時の初期はどんな状態?
水疱瘡に一番かかりやすい年齢は、
一般的には幼児から低学年の年齢です。
それ以外の年齢(もちろん大人も)がかかる場合は、
他からうつった場合が多いですね。
喉や目、口の中などの粘膜からウィルスが入り込み、
体の中で増殖します。潜伏期間は2~3週間です。
その間いつもより元気がなかったり
微熱があったり程度なので、
ちょっとした風邪のような症状。
ですからとても気づきにくいですね。
増殖したウィルスは血管を通して皮膚までたどりつきます。
そして発疹として現れることになります。
水疱瘡に子供がかかった時はどんな症状?
水疱瘡を発症し、本格的に目に見える症状が出てくると、
お腹や背中など比較的見つけやすいところに
赤い発疹ができます。
しかしほとんどが衣服に隠れる場所にできるので、
気づかない場合がほとんどです。
その症状が進むと、
今度はその発疹が膨らみ始め水疱状態になります。
これがどんどんと体中に増えていくことになります。
強いかゆみをともなうためついつい掻いてしまいがちですが、
水疱がつぶれて化膿してしまうと
他の病気を引き起こしてしまったりすることもあるので
注意が必要です。
またつぶれた水疱の中にはウィルスが詰まっているので、
それに触れて感染を広げてしまうということもあります。
この症状が出ている期間は一週間から十日間くらいです。
その間、発熱もあり、人によっては39°近い高熱が出る
場合もあります。
熱は3~4日程度ですが、
これも人によっては水疱が出ている期間
熱が出続けている場合もあります。
水疱が増えるのが止まると、
しだいにカサブタになり勝手にはがれていきます。
水疱瘡はとても感染しやすい病気です。
飛沫感染、接触感染、空気感染、
すべての感染手段に該当します。
また、症状が現れない状態から感染能力を持っているので、
気が付いた時にはもう感染しているという場合が
多いのが困ったところです。
同じ家の中にいる家族はどうしてもリスクをともないますね。
水疱瘡に子供がなったら何科に行けばいい?
水疱瘡が疑われる症状が出たら、
すぐに病院にいかなければなりませんが、
いったい何科に行けばいいのだろうか
というのがよくある疑問です。
子供の発症率が高いので、
小児科など行きつけの病院というのはあると思います。
ですから、そこで診てもらうのが一番いいのですが、
感染率が高い病気なので、
受診する前に必ず連絡をいれて指示をあおぎましょう。
水疱瘡は子供にとってめずらしい病気ではないので、
一番慣れている小児科が
最もふさわしいことになります。
かかった年齢や症状別に対処してもらうことができますね。
小児科に行く年齢でない場合は、
内科、皮膚科、アレルギー科で対処してくれます。
大きな病院の場合はどこにいけばいいか
問い合わせれば教えてくれます。
内科や皮膚科やアレルギー科専門の病院の場合、
どこで診てもらうにしても、
事前に連絡を入れてから受診するのは大切なこととなります。
まとめ
水疱瘡は一度かかると二度とかからない病気です。
子供の時に水疱瘡にかかると、
予防注射を受けている場合は
かかっても比較的軽い症状で乗り切ることができます。
また、できるだけ初期の段階で受診することで、
解熱やかゆみ止めの薬も処方してもらうことができるので、
楽に乗り切ることが可能です。
まわりへの影響も考えて、
なるべく感染力を広げないためにも少しでも発見して、
病院へいくことを心掛けましょう。
■こちらも読まれています■
子供にブツブツができたら何の病気?高熱でお腹と背中にもブツブツが
水疱瘡に子供がなった時の始まりの症状と手足口病、水いぼとの違い
コメント