新天皇が即位して、令和元年となった今年。
2019年10月22日に、即位礼正殿の儀という天皇陛下即位の儀式が
行われることをご存知でしたか?
この日は、法律によって休日となることが決まっていて
即位の儀式の後は、天皇皇后両陛下によるパレードが
開催されます。
このパレードは「祝賀御列の儀」(しゅくがおんれつのぎ)と呼ばれています。
平成天皇即位の時にも行われた祝賀御列の儀を覚えている方も
多いのではないかと思います。
この即位礼正殿の儀の後に行われる祝賀御列の儀について
一体どのようなもので、交通規制や生活にどんな影響があるのかを
見ていこうと思います。
即位礼正殿の儀の行われる日の交通規制はどうなっている?
即位礼正殿の儀とは、日本国内や外国に向けて、
天皇の即位を宣言する儀式です。
なので、即位礼正殿の儀が行われる10月22日は、
外国からもたくさんの来賓が訪れます。
天皇の即位の礼は休日に 即位礼正殿の読み方と日程についてはこちら
最近ですと大阪サミットの大規模な交通規制が記憶に新しいですが、
今回の舞台となる東京はもちろん、皇室に関係のある場所などは
当然立ち入り制限が行われることも予想されます。
パレードのルートは、すでに発表されています。
皇居を出発した後、国会議事堂正門や国立国会図書館前から
青山通りを通って赤坂御所に向かうルートです。
皇居
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二重橋前交差点
↓
桜田門交差点
↓
国会議事堂正門前
↓
憲政記念館前交差点
↓
国立国会図書館前
↓
平河町交差点
↓
都道府県会館前
↓
赤坂御用地南門前
↓
青山一丁目交差点
↓
権田原交差点
↓
赤坂御所
徒歩ですと1時間以上かかる距離ですが、あくまでパレードですから
車でゆっくり走りますので、大体30分程度とされています。
使用される予定の車は、トヨタ自動車の「センチュリー」を
オープンカーに改造した特別車で走ります。
安全・環境性能の高さから選ばれた国内最高級の高級車です。
ちなみに、平成天皇即位時の車は、ロールス・ロイスでした。
そんなパレードですが、パレード中には交通規制が行われると
予想されます。
詳細はぎりぎりにならないと発表されないようですが、
パレードのルートは通行止め、
さらに危険を考えてその周辺も交通規制が敷かれるのは
間違いなさそうです。
平成天皇即位の時のパレードには、午後3時の時点で
およそ10万人以上もの人が、沿道や周辺に集まっていたと
されています。
これにさらに警備の人たちがいたわけですから
混雑は避けられませんね。
あと、時期的に心配なのが台風ですよね。
即位礼正殿の儀は、天候に関係なく10月22日に行われますが
天皇皇后両陛下はオープンカーで移動されますので、
悪天候ではパレードは行えません。
もし当日悪天候になった場合に備えて、パレードだけは
10月26日の土曜日が予備日として検討されています。
即位礼正殿の儀の行われる日のテレビ中継はある?
即位に関係のある儀式については、
これまですべてテレビ配信がなされてきました。
今回の即位礼正殿の儀も、その後のパレードとあわせて
テレビ中継がされることは間違いないと思います。
4月末から5月にかけての天皇陛下の退位と皇太子即位に伴う式典が
『YouTube 首相官邸チャンネル』でライブ配信されましたので
今回もYouTubeなどによる動画配信もあるのではないでしょうか。
Twitterではさまざまな実況ツイートが盛り上がったり
トレンドワードの上位に入ったりと、テレビ以外での楽しみ方も
増えてきています。
遠方で見に行けない方、人混みが苦手な方などは
こういった「中継」を利用して、パレードを見てはどうでしょうか。
まとめ
貴重な歴史の出来事となる瞬間が見られるのは、
やはりうれしいものですよね。
実際に生で見ることはできなくても、いろいろな形の中継が
準備されると思います。
交通規制の情報は、ぎりぎりにならないと
発表されない可能性があります。
必要な方は、テレビなどの情報をチェックしておくようにしましょう。